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複合機・複写機

開発ストーリー 第5回:使いやすさ(その2)

開発ストーリー WORKiO C3040V/C3030V/C2626V

「いろいろできるけど難しくない」極意

神田 秀信さん写真

パナソニック コミュニケーションズ(株)
神田 秀信
ユーザーインターフェース・ソフト開発を担当

<図2> アイコンと一体化したボタンの例

<図2>
アイコンと一体化したボタンの例

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より分かりやすく、より簡単に。使いやすさは細部に宿る。

それにしてもたくさんの情報を、分かりやすく表示するのは至難のワザです。なにしろ、アニメーション、サムネイル表示、ポップアップ画面だけでなく、操作に必要な各種機能ボタン、アイコン、文字表示など画面に入れなくてはいけない情報は多岐にわたっているのです。むやみやたらに詰め込んでも、見やすく分かりやすい画面にはなりません。

「解像度が2倍になったといっても、表示できる情報量はせいぜい1.5倍にしかなりません。カラーの複合機ということで、従来にない新しい機能が加わるなど、大幅にふくらんだ情報量を盛り込むのですから工夫が必要です。いろんなことができるということは、とかく難しく、分かりにくくなりがちです。WORKiO(ワーキオ)カラーではそうならないよう、極力分かりやすくすることに努めました」(神田さん)

具体的なパネル画面デザインは、最初に決められたデザイン作法に則って一貫性をもたせて進められました。

「作法はいろいろあって、たとえば目の動きは左から右への流れが自然なので、それに沿ってボタンを配置するとか、選択されているボタンと選択されていないボタンを反転表示するなどですね」(三浦さん)

人間の無意識の動きや、見て感じることになるべく逆らわないという方針が、細部にわたるまで貫かれているのです。アイコンについても改良がなされました。

「従来機種では、アイコンは表示だけだったのですが、ユーザー調査をしてみるとどうしてもアイコンを押してしまう人がいる。パソコンの普及もあって、『アイコンはクリックできるもの』という認識が定着しているようです。そこで今回は、ボタンの中にアイコンを入れて、そこを押したら選択できるようにしました」(三浦さん)

画面デザインにおいて、「分かりやすい」のほかにもう一つ重点が置かれたのが「簡単に」ということでした。たとえば、ある機能を設定するには、いくつかの画面を経て行います。トップ画面があって、次の画面、さらに次の画面というふうに次々にボタンを押して設定していくのです(画面遷移といいます)。このとき、画面の階層があまり深くなってしまうと、「いま何の操作をしていたのか」「終わりはどこなのか」といった混乱を招いてしまいます。そこでWORKiO(ワーキオ)カラーは、シンプルに3階層くらいで終わるような構成にしたのです。しかも、タイトルバー(押したキー名称が表示される帯状のタイトル部分)のところに画面遷移が表示されるようにもなっていて、設定がどこまで進んでいるのかがすぐ分かるようになっています。3階層といえば、パーソナルユースに匹敵するシンプルさです。オフィスのマシンだからといって難しくする必要はないというわけですね。

※ DP-C3040V/DP-C3030V/DP-C2626V

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