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第2回 - どうすれば『つながる』
ネットワークの約束事
ネットワーク環境で、いろいろなものをつなげるには、どうすればよいのでしょうか?今回は特に、インターネットのしくみについてのお話です。
車を運転するとき、歩行者が道路を渡るとき、信号や標識・交通ルールを守りますよね。このルール=「約束事」があるからこそ、わたしたちの生活は、安全で快適なものになっています。
インターネットの世界でも同じです。共通の「約束事」があるからこそ、インターネットにつながっている世界中の機器と情報のやりとりすることができるのです。通信の世界ではこの「約束事」のことを「プロトコル」といいます。「プロトコル」に基づいて、データが運ばれるわけです。
ネットを移動する小包
データはパケットという小包になって運ばれます。そこにはもちろん、郵便の小包と同じように差出人や宛先が書かれています。小包ですから、時には中身が壊れてしまうことや、到着が遅れてしまうことだって考えられます。それでは困りますよね。

では、このような問題をどのように解決しているのでしょう。それはインターネットのプロトコル、「TCP/IP」の中にあります。
TCPとIPの役割
「TCP」とは「トランスミッション コントロール プロトコル」、「IP」とは「インターネット プロトコル」のこと。共にプロトコルですから通信の手順や約束事ですね。
TCPでは、送り先に「これから送るよ」と知らせ、相手から「OK!」の返事が返ってきてから送ります。相手のことを考えず、次々と一方的に送りつけるわけではないのです。また小包には通し番号をつけて、抜けや重複がないか、順番どおりにちゃんと届いたか監視しているのです。
IPの主な役割は、小包の宛先であるIPアドレスの管理と、最適な小包の送信ルートを決めることです。ネットワーク用語ではこれを「ルーティング」といいます。私たちも、普段どこかへ出かけるとき、家から駅までは自転車、○○駅までは電車、そこからバスで・・という具合に、ルートを決めますよね。それと同じで、パケットもルーティングによって最適ルートで運ばれるのです。

現在は、「IPv4」(インターネットプロトコル バージョン4)が使われていますが、世界中にインターネットが普及するにつれ、不都合な問題点が出てきました。そのひとつは、IPv4アドレスの世界的な不足です。日本でも総務省を中心としてIPv4アドレスの不足時のIPv6移行に関するアクションプランが発表されており、世界的にも「IPv6」が注目されているのです。
現在のIPv4は、アドレス数が約43億個しかありません。これでは、世界の人口よりも少ないことになります。ひとり1個もいきわたりません。IPv6では、43億の4乗(つまり43億×43億×43億×43億)と膨大な数が確保できます。また、IPv6はアドレス問題の解決だけではありません。他にもメリットがあります。次回からはIPv6の特長について順に説明していきましょう。
- なぜ「IPv4」の次が「IPv6」なの?
- “5”はどこへ行ってしまったのでしょう?実はIPv5もちゃんと存在しています。
IPでは実験的なプロトコルが開発された場合にも、そのバージョンが割り当てられるので、IPv5はST-II(stream protocol-II)という音声や動画を電送するための実験用プロトコルに割り当てられました。
※この講座はIPv6の技術概念を説明するものであり、 具体的なPanasonic商品とは直接関係ありません。
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