オフィス・通信 > IPv6 > IPv6入門講座 > 第4回 - 直接『つながる』

ここから左メニューです すぐに本文を読む
TOP PAGE
IPv6対応製品情報
RFID入門講座
こんなことができる講座
IPv6入門講座
第1回 いろいろ「つながる」
第2回 どうすれば「つながる」
第3回 みんなが「つながる」
第4回 直接「つながる」
第5回 安心・安全に「つながる」
第6回 簡単に「つながる」
この人に聞く IPv6
わかりやすい用語解説
お問い合わせ新しいウィンドウが開きます
ここから本文です

第4回 - 直接『つながる』

IPアドレス不足解消のために生まれたNAT

 前回は、IPv6の登場で膨大な数のIPアドレスが使えるようになるお話をしました。では、現在はどのような状況になっているのでしょうか?インターネットの利用者が日々増えている現状では、接続端末もどんどん増えているはずですよね。
 実は、IPv4でも、IPアドレスが足りなくならないように工夫している技術があります。それは、近い将来IPアドレスが不足する問題を解消するために生まれたNATと呼ばれる技術です。

NATのしくみ

 NATとは、簡単に言うと「アドレス変換方式」のことです。例えば、会社の中で考えてみましょう。会社では、1人1台など、たくさんの人が同時にパソコンを使用していますが、本来IPアドレス(グローバルアドレス)が付与されているのは、インターネットに常時接続されている一部のパソコンです。実は、個人用のパソコンにはプライベートアドレス(仮のIPアドレス)というアドレスがつけられているのです。プライベートアドレスではインターネット上の装置と直接通信することができません。通信をしたいときだけNATを使って、プライベートアドレスをグローバルアドレスに変換して使っています。つまり、個人用のパソコンは、少ないグローバルアドレスをみんなで共同で使っているイメージとなります。

用語説明

グローバルアドレス (global address)
 インターネットに接続された機器ひとつひとつに割り当てられたIPアドレス。
 インターネット通信の際には必須。
プライベートアドレス(private address
主に組織内のLAN等、ネットワークに接続された機器に割り当てられたIPアドレス。
 プライベートアドレスは申請を行わなくても組織内で自由に割り当てられる。ただし、プライベートアドレスだけでは インターネット通信ができないためグローバルアドレスを持つルータなどの機器で中継する必要がある。

IPv4とIPv6

不便なNAT

 NATによって、IPv4が抱えていたアドレス不足の問題は多少なり解消された部分はありますが、逆に不便になってしまった点もあります。例えば、2台の装置間で通信を行う時、その間に「電話交換手」のようなNATが入ってくるわけですから、2点間で直接情報のやりとりをすることができないのです。
 もっと簡単な例をあげると、外国の人と話す時、できることなら共通の言葉で直接コミュニケーションをとりたいですよね。間に通訳の人が入ったら、細かいニュアンスまで正確に伝えることは大変です。

 このように、NATのある環境では、「○○と通信したい!」と思っても、相手を特定することが難しいのです。相手がグローバルアドレスなら直接やりとりもできるのですが、プライベートアドレスだと、ネットゲームやチャットのように1対1でお互いに情報のやりとりをするようなサービスもNATによって使いにくくなることもあるのです。現在は、そのような環境で無理矢理つなごうとしているため、ネットワークが複雑になってしまっています。

 IPv6では、インターネットにつながるすべてのものに、グローバルアドレスを与えることができるので、NATのような不便さはありません。
 インターネットにつながっているどのような端末も、End to End でいつでもどこでも直接つながることができるのです。
 つまりシンプルでわかりやすく、使いやすいネットワークになるといえるでしょう。

直接つながる

この講座はIPv6の技術概念を説明するものであり、具体的なPanasonic商品とは直接関係ありません。
以上が本文です 本文を読み返す メニューへ戻る