オフィス・通信 > IPv6 > RFID入門講座 > 第3回 便利になってきている車の鍵

  • RFID入門講座 TOP
  • 第1回
  • 第2回
  • 第3回
  • 第4回
  • 第5回
  • お問い合せ(新しいウィンドウで開きます)
ここから本文です

第3回 便利になってきている車の鍵

なぜ、鍵を持っているだけでいいの?

RFIDのタグを装備した車の鍵が通信可能範囲に近づくとドアロックを開閉する図

車の鍵にも、RFIDのタグ(ICチップとアンテナ)を装備したものがあります。この鍵にはスイッチがついていて、車に向けてスイッチを押すとドアロックが開閉できます。しかし最近では、携帯していれば車のドアの一部に触れるだけでロックが開いたり、鍵が車内にあるだけでエンジンが始動できるものも登場してきました。

車からは、電波が発信されています。鍵が通信可能な距離に近づくと、タグがその電波に反応しドアロックの開閉ができます。
この通信方式は電波方式で、通信可能な距離は電磁方式の非接触型ICカードよりも長くなっています。


なぜ、隣の車のドアロックは開かないの?

同じ種類の車が並んでいても間違って、他の車のドアロックが開くことはありません。
それは、鍵に内蔵されているタグと車の間でお互いに相手を確かめあってから、動作をする仕組みになっているからです。

 

RFIDのタグは、個別のIDコードを持っています。タグと情報を読み書きする機器との通信は、そのIDコードを照合し、認識できた場合のみ、次の動作に移ります。
このように無線通信によって、個別のタグを認識することが、RFIDの特長です。

同じ種類の車を間違ってドアロックの開閉をしない図   RFIDのタグは、無線通信によって個別のIDコードを認識する説明図
 

RFIDの代表的な通信方式には以下のものがあります。

RFIDの代表的な3種類の通信方式を説明するフロー図
  1. パッシブ型:電磁方式
  2. パッシブ型:電波方式
  3. アクティブ型:電波方式

同じ電波方式でもパッシブ型とアクティブ型とでは、その仕組みは異なります。


1.パッシブ型 : 電磁方式

2.パッシブ型 : 電波方式

3.アクティブ型:電波方式

情報を読み書きする機器が発生させた磁界にタグが入ると、機器とタグとの間で磁力の強弱を利用して通信を行います。
数センチメートルの近距離に利用者がタグをかざすことで、確実な動作を行う必要がある非接触型ICカードや携帯電話のお財布機能などに利用されています。

情報を読み書きする機器から発信された電波をタグが受信するとその電波を反射します。機器とタグとの間では、その反射電波の強弱を利用して通信を行います。
一般的に、電磁方式に比べて通信距離が長く通信範囲も広いため、複数のタグを一度に読み書きするような場面で利用されます。

情報を読み書きする機器から発信する電波とタグから発信する電波とで通信をします。
タグが自ら電波を発信します。
情報を読み書きする機器との通信距離が長い場合に利用されます。
一般的に車の鍵は、この方式です。

パッシブ型電磁方式のフロー図
パッシブ型電磁方式の説明図
パッシブ型電波方式のフロー図
パッシブ型電波方式の説明図
アクティブ型電波方式のフロー図
アクティブ型電波方式の説明図
 
  • お問い合わせ(新しいウィンドウで開きます)
以上が本文です 本文を読み返す