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この人に聞く IPv6 |
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慶應義塾大学環境情報学部教授 |
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今ではみんな当然のようにインターネットを使っていますが、日本のインターネットはどんな風に始まったのでしょうか? |
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中村氏 |
始まりをどこにするかは難しい話ですが、私が最初にネットワークに関わったのが、慶応大学の理工学部キャンパスの3つの研究室をイーサネットでつなぐということでした。当時はまだ、組織と組織がつながるというよりは、一つのキャンパスの中のローカルなエリアのネットワーク、すなわちLANだったわけです。それが、キャンパスとキャンパス、慶応と東工大と東大の間を電話回線でつなぐということを経て、WIDEプロジェクト( |
インターネットの初期の頃と現在を比べて、何か思われるところはありますか? |
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中村氏 |
私が始めた頃は、イーサネットもイエローケーブルといわれた太いケーブルでコンピュータ同士をつないでいたんですが、それが今やツイストペアという電話線のようなケーブルになり、PLC( |
IPv6もそうした流れの中にあるんでしょうか? |
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中村氏 |
米国の企業などは数年前まで、「エンドユーザーは欲していない。だからIPv6はまだやらなくていいんだ」という言い方をよくしていましたよね。そういう意味では、IPv6は普通のインターネットのつくられ方と少しだけ違っていて、エンドユーザーの中の先の見える人たちが「このままだとまずい」という危機感を持って、開発・設計に入っていくわけです。そしてそれが標準になり、メーカーの一部が製品をつくってきたというような流れだろうと思います。 |
IPv4アドレスがなくなると、どうなるんでしょうか? |
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中村氏 |
もちろん、IPアドレスはなくなりませんよ。IPv4アドレスを新たに取得することができなくなるだけです。たとえば、ビルを建てて本社を移転したとします。新しくネットワークを引かなきゃいけないので、アドレスを申請します。でも、IPv4アドレスがもらえない。つまり、ネットワークがつくれなくなってしまうのです。というわけで、2011年にIPv4のアドレスが割り当てられなくなったら、もうIPv6へ移行するしかないのです。問題は、どのようにしてうまく移行していくかということですね。 |