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この人に聞く IPv6 |
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慶應義塾大学環境情報学部教授 |
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では、これから先、ネットワークはどうなっていくのでしょう? |
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中村氏 |
情報空間とRFID( |
そういう世界では、たとえばどんなことができるのですか? |
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中村氏 |
ほとんどSFの世界ですよ。それが現実化されると思っていただければいいかと思います。実空間のものを識別できるということは、私が今どこにいるかを全部トラッキングできますから、たとえば駅を出たという情報を家が知って風呂を沸かし、私が玄関の前に立つと「ご主人様お帰りなさい」といって鍵を開けてくれたり、あるいは、食事をしようとすると今日の献立は何カロリーで、「カロリー摂り過ぎですよ」などといってくれるかもしれません。また、外出先で急に倒れる人がいて危険な状態になったとしても、ちゃんと回りの環境がそれを見つけてくれて誰かがすぐ駆けつけてくれるとか、そういうわれわれを快適・安全に生活させてくれる情報空間ができてくるでしょう。すべてが識別されて、すべての関係が情報空間と結びつけられたら、何でもできちゃいますよね。大きなお世話もあるかもしれないですけど。 |
少し時間を戻して、SFの世界になる前にできることは何でしょう? |
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中村氏 |
私が流通関係でRFIDの共同研究を始めた時に、まず最初に考えたのが冷蔵庫です。冷蔵庫にRFIDリーダーがついていれば、中に何が入っているかが一目瞭然でわかります。冷蔵庫に限らず、家にあるものの在庫や状態などの情報を携帯電話で受け取ることができれば、外出している時もすごく便利ですよね。商品のRFIDタグは流通の人たちがつけると言っているので、リーダーさえつければ、そんなアプリケーションはいくらでもできるわけです。 |
新しいインフラができるためには、何が必要だと思われますか? |
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中村氏 |
システムとしての信頼性が重要だと思いますね。かといって、必ずしも100%の性能を求めているわけではないのです。たとえば今スーパーのレジで使われているバーコードにしても、1回で読み取れなければ、レジの人がいろいろ方向を変えて読み取らせようとしますし、それでもダメなら数字を打ち込みます。バーコードは、そういう意味でシステムとして完成しているから不信感なく受け入れられるんです。RFIDも同じで、単体としての技術はできてきたので、システムとしての信頼感をつくる努力が必要だと思います。 |