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この人に聞く IPv6 |
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奈良先端科学技術大学院大学 |
今センサーネットワークが非常に注目を浴びています。インターネットの進展が何らかの影響を与えているとしたら、それはどのようなことでしょう。 |
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砂原氏 |
やりたいと思っていたことがやっとできるようになった、というのが私たちの本音です。それでセンサーネットワークががぜん面白くなってきたのだろうと思っています。 |
具体的には、どんなことができるようになったのですか? |
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砂原氏 |
そもそものきっかけは車だったんです。ちょうど、インターネットの仮想の世界にどっぷりつかるのではなく、何か現実の世界に即した情報を取り扱いたいと思い始めた頃でした。車をインターネットにつなぐわけですが、ただ単に車の中でWebページを見たり、電子メールを読んだりしてもつまらない。車にはたくさんのセンサーがついているので、この情報を集めたら何かできるんじゃないかと考えたわけです。 |
センサーではないようなものをセンサーに使うというのは面白いと思いますが、カメラもその一つといえるでしょうか? |
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砂原氏 |
カメラはセンサーとしてものすごい情報量を持っています。たとえば、ある色情報だけを取り出して特殊な処理をすると人の追跡ができるとか、赤外線で撮ると温度分布がわかるとか、カメラを一つつけるだけで情報量は飛躍的に増えるのです。それで、カメラを使えば、単純なセキュリティシステムではない、新しい何かができるんじゃないかと考えて、非接触型ICカードとカメラとRFIDタグを利用した図書館システムを作ってみたんです。 |
可能性がどんどん広がっていきますね。 |
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砂原氏 |
大学で教えていると、時々思いもよらない発想をする学生がいます。たとえば、携帯電話についているマイクとGPSで、周りの音の大きさとその場所の位置情報を集めたらどうかと。人が集まっている場所は面白そうなので、その場所がわかって、それとネット検索やブログを組み合わせれば、何かできるのではないかと言うんですね。そういう自由な発想があるときに、いろいろやってみることができるようになったのです。インターネットは、そういう意味で本当にバリアを下げ、可能性を広げるものだと思います。 |
これから先、センサーネットワークはどういう方向に進んでいくのでしょうか。 |
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砂原氏 |
Live E!でもそうですが、センサーの数が増えていって情報量が膨大になっていくと、すべての情報を一つのデータベースに集めていては、だんだん処理が追いつかなくなってきます。そこで、一度に全部集めるのではなくて、少しずつ集めたデータを小分けにして置いておき、必要な時に必要な情報だけを取りにいけるようなシステムを考えています。だいたいみなさんが必要とするデータは直近のものが多いのです。ですから、その分だけをどこかにストックしてすぐに使えるようにしておき、それが徐々に集まっていって最後に巨大なデータベースに入っていくというふうにします。こうすれば、時間がたったデータを使った時系列分析もできるでしょう。また、少しずつ集めると、隣のデータが来ないとか、壊れているといったこともすぐに分かります。そうすると、単にデータを集めるだけでなく、どこに異常があるかなどセンサーネットワークの管理もできるようになるわけです。 |