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講義で大型映像を使う最大の目的は、情報共有を促進し講義や研究をスムーズに行うことにあります。先生方は講義に映像を用いると、学生の興味を向上させることができるのはご存知ですが、慣れるまでは教材作成に手間がかかり、ご自身の研究時間を取られることも事実です。幼児教育心理学科としては、既存のソフトも活用されますが、それだけに満足されることなく、教材を作成し蓄積することで、新しい歴史を築き上げていこうと考えられています。 子どもの知育とはいえ幼児教育の裾野は広く、読み書きやお遊戯はもとより、音楽、食育などの実習が必須。さらに本題の児童心理学などのデスクワークが加わります。なかでも実技が必要な実習科目は有効な映像教材に乏しく、簡単にマニュアル化できるものではありません。そこで幼児教育心理学科の先生方が考えられた教材が、実習の記録映像でした。 広島女学院大学には併設の幼稚園があります。幼児教育心理学科の学生達はこの幼稚園の幼児達と頻繁に交流。いわば教育実習が通常のカリキュラムに組み入れられています。そこで気付くことは、子ども達は一カ所に座り続けることなど、まずないということ。実習を撮影し、受講生がビデオを見ながらディスカッション。時には実習授業の様子を他の講義室へナマ中継し、教材として活用することもあります。まだ始まったばかりですが、リアルタイムに“現実”を見せるこの方法は学生にも理解しやすいと好評とのこと。「いずれ蓄積されたこれらの映像がデータベース化され、本学科の有力な教材になると考えています」と桐木教授。当初の「何にでも対応できるシステム構築」の狙いはこんなところにありました。 |
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現在は画面アスペクト比(縦横比)の過渡期です。これまでの教材や資料は、一般教材も自作教材も4:3で製作されたものが多く、そのままワイドにすると変形してしまいます。しかし、ワイド化したノートPCが増えてくる事は容易に想像でき、地上デジタル放送や薄型テレビもワイドが基本になっています。つまり、今までの教材(4:3)も正確に提示でき、これからの教材にも正確に提示できるシステムが、「今」必要なシステムといえるでしょう。120型ワイドスクリーンは、4:3画像で提示する場合ほぼ100型の大型映像で提示可能であり、しかもワンタッチのタッチパネルでアスペクト比の変更や電子シャッターの操作ができる点から、教員達からも使い勝手が良いと評判です。これからの映像提示の価値観は、ワイドに推移してゆくのは間違いないでしょう…と、将来性を見据えた桐木教授でした。 |

広島女学院大学では、大型映像が講義室で使われることは、もはやあたりまえになっているようです。しかし従前の使い方はいわば講師の先生方による講義の「補助」。広島女学院大学文学部幼児教育心理学科様の活用方法は、今までの考えから一歩前へ踏み出したのではないでしょうか。普通教室には100型スクリーンの大型映像で講義。実習室に120型ワイドスクリーンを設置し、スタンドアロンであった「講義室」から、コンセプトを持った複数の「実習室」を「実習映像ネットワーク」で有機的関連性を持たせることで、受動的な映像からより能動的な映像の「制作」と「活用」へ。将来の人づくりの礎と言える「幼児教育」で、映像の新しい使い方を学ばせていただきました。 |
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