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放送・業務用映像システム

メモリーカード・カメラレコーダー “P2カム” AG-HPX305


新設計・新コンセプト。世界初※
1/3型220万画素イメージセンサー搭載AVC-Intraカメラレコーダー。

※2009年7月現在当社調べ
本体希望小売価格1,312,500円(税抜1,250,000円)
   
プロフェッショナルカメラレコーダーの新しいスタイルAG-HPX305。
レンズ交換式ショルダータイプながら、小型軽量かつ低重心、操作性にも優れ高い機動力を発揮する新しいデザイン。そこにはパナソニックP2HDの最新技術が凝縮されています。
新設計のイメージセンサー、最新の動画圧縮コーデックAVC-Intra、そして先進のメモリーカードレコーディング。高い画質と表現力、充分な収録時間、操作性と信頼性、さらにITへの対応、そして低コストと環境性能を得ています。いま映像制作に求められるニーズに、高い次元で応えます。

Camera Section
新開発のカメラ部。220万画素イメージセンサーと20bitDSPが高画質を獲得。

1/3型220万画素イメージセンサー
新開発220 万画素イメージセンサー
1/3型220万画素、1920×1080ピクセルのフルHD映像撮影を可能にする新開発のMOSイメージセンサーを採用。RGBそれぞれに使用する3イメージセンサー方式を搭載しました。この新型イメージセンサーと新開発の信号処理LSIにより、AG-HPX305では高画質・小型軽量・低消費電力を実現しています。

高性能17倍フジノンレンズを同梱
AG-HPX305に最適設計されたフジノン1/3型17倍ズームレンズを標準装備(同梱)。小型軽量、ワイド端f=4.5mm、グリップのホールド感、ズームの応答性、VTR/RETスイッチへのクイックズーム/オートクルージング機能割付けなど放送用レンズ技術を生かした高性能HDレンズです。

色収差補正(CAC)機能
レンズ自体で補正しきれないわずかな色収差などが主な原因で発生するレジストレーションエラーをカメラレコーダー本体にて自動的に補正し周辺画像の色にじみを最小限に抑えるCAC(Chromatic Aberration Compensation)機能を搭載しました。

■ CAC(レンズ色収差補正)機能の効果イメージ

DRS(ダイナミック・レンジ・ストレッチャー)搭載
室内から屋外をのぞむような明暗の混在するシーンにおいて黒ツブレ・白トビを自動的に抑えるDRS機能を搭載。各画素ごとの明暗に応じたガンマカーブとニースロープを推定しリアルタイムで適用。これにより同一画面内に暗部・明部・中間調が存在するシーンにおいても、それぞれに高い階調表現が保持でき、黒ツブレ・白トビ・色トビが最小限に抑えられます。視覚的に広いダイナミックレンジを持つ映像が得られます。

■ DRS(ダイナミック・レンジ・ストレッチャー)の効果イメージ

フラッシュバンド補正
同タイミングで露光した1フレームの静止画を蓄積するCCDと異なり、MOSは画素のライン毎に順次読み出すローリングシャッター方式です。これにより低消費電力と高速駆動を実現していますが、ライン毎に露光タイミングが異なるため、フラッシュが焚かれたときに明るさが上下で分割された画像が生じることがあります。これがフラッシュバンドと呼ばれる現象です。
AG-HPX305ではカメラ信号処理LSIに搭載した高精度フラッシュバンド検出および補正ソフトウェアにより、フラッシュバンドが現れたペアのフレームおよび前フレームから、画面全体にフラッシュが当たったフレームを生成しレベルを適正に調整。MOS特有のフラッシュバンド現象を解消しています。
※2009年7月出荷以降の製品に搭載されています。それ以前の製品は、ソフトウェアをバージョンアップしてください。

3ポジションゲイン切換/24dBゲインアップ
L/M/Hの3ポジションに-3dBから12dBまで3dBステップ選択したゲインをそれぞれに割り当てることができます。またUSERボタンを用いてワンタッチで24dBにゲインアップすることが可能です。

新開発DSPプロセッサー

新開発20bit DSP回路
新開発の高性能DSPプロセッサーを搭載。ガンマ、各種ディテールなどきめ細かな画づくりを、内部20bitの高精度で処理します。また従来のDSPに比べて低電力化も達成しており、カメラレコーダーの低消費電力に大きく貢献しています。

シーンファイル・ダイアル
撮影状況に応じて素早く設定できる専用ダイアル。6つのプリセットファイルは任意の名称・設定値に変更できます。SDメモリーカードに保存可能です。
■プリセットファイルの内容

F1:- 標準的な撮影用

F2: FLUO.   蛍光灯下の屋内撮影に適した設定

F3: SPARK   解像度、色合い、コントラストにメリハリをつけた設定

F4: B-STR   暗部の階調を広げ、夕暮れなどに適した設定

F5: CINE V   コントラスト重視の映画感覚の撮影に適した設定

F6: CINE D   ダイナミックレンジ重視の映画感覚の撮影に適した設定

※このファイルを選んでも記録映像フォーマットには影響ありません。24p/30pは別途設定します。

広範囲に設定できるシャッタースピード/シンクロスキャン機能
最長1/6秒から最高1/2000秒のスピードまで、シャッター速度を任意に選べます。バリアブル・フレームレートと組み合わせることで、ブラー効果やコマ落し効果が得られます。モニター画面等の収録に適したシンクロスキャン機能も備えています。

高度な映像調整機能を内蔵
●CINE-LIKEモードを含むガンマテーブル選択。
●Hディテール、Vディテール、ディテールコアリング、スキントーンディテール。
●クロマレベル、クロマ位相、色温度、マスターペデスタル。
●ニーポイント設定(AUTO/LOW/MID/HIGH)。
●ユーザーファイルをSDメモリーカードに保存・読込み、複数カメラの画合わせが容易。
●4ポジション(OFF、1/4、1/16、1/64)のNDフィルターも内蔵。

Cine-like Functions
ガンマ、バリアブル・フレームレートなど、シネマに対応する豊かな映像表現力。

豊かな階調表現を生む7モードガンマ
“VARICAM”のノウハウから生まれたパナソニック独自のガンマ機能。AG-HPX305には2種類のシネライクガンマなど7モードのガンマカーブを備えており、用途に適した映像のトーンを容易に得ることができます。
■AG-HPX305ガンマモード
HD NORM: 一般的なHD撮影に適したガンマ設定。

LOW:   低輝度部の傾きが緩やか。 落ち着きのあるトーンとシャープなコントラスト。

SD NORM:   SD用ノーマルの設定。

HIGH:   低輝度部の傾きが急。 明るいトーンとソフトなコントラスト。

B.PRESS:   LOWよりコントラストがさらにシャープに。

CINE-LIKE D:   Dレンジ優先の映画感覚の映像に仕上げる。

CINE-LIKE V:   コントラスト重視の映画感覚の映像に仕上げる。

20ステップのバリアブル・フレームレート機能
映画・ドラマ・CMなど映像制作で活躍するパナソニックVARICAMを受け継ぎ、映像コンテンツ制作に豊かな表現力を与えるバリアブル・フレームレート機能。AG-HPX305は20ステップのフレームレート設定により、アンダークランク(コマ落し撮影)/オーバークランク(高速度撮影)を駆使してクイックモーション/スローモーションの演出が可能です。
※バリアブル・フレームレートが設定できるのは720モード(ネイティブ/オーバー 60p)のみです。1080および480モードでは24p/30p以外のフレームレートは選択できません。

●標準速撮影(24fps/30fps) ▼撮影映像のイメージ

フィルム感覚の映像制作をするための標準速度のフレームレート設定。映画制作の場合はフィルムと同じ24fps(毎秒24コマ)のフレームレートが標準(1倍速)です。CM・ミュージッククリップなど放送やビデオソフト制作では30fps(毎秒30コマ)のフレームレートが標準(1倍速)です。

●オーバークランク撮影(25fps以上に設定) ▼撮影映像のイメージ

再生時にスローモーション効果を得るための高速フレームレート設定。カーチェイス、アクションシーンほかクライマックスのドラマチックな演出にも用いられます。例えば48fpsで撮影した場合、上映時(24fps)には1/2倍速のスローモーションが得られます。
※24fpsを標準速とした場合。30fps基準の場合は32fps以上がオーバークランク。

●アンダークランク撮影(22fps以下に設定) ▼撮影映像のイメージ

再生時にクイックモーション効果を得るための低速フレームレート設定。雑踏や交通で時の流れを表現したり、水や雲の流れの強調、カンフーなど
アクションのスピードを速める演出に。例えば12fpsで撮影した場合、上映時(24fps)には2倍速のクイックモーションが得られます。
※24fpsを標準速とした場合。30fps基準の場合は28fps以下がアンダークランク。

VFRではネイティブ/オーバー60pモードが選択可能
●720pネイティブモード
カメラのフレームレートそのままで記録。24pモード時は24コマだけを記録します。再生をノーマルレートで行うことにより、フレームレートコンバーターなしでスピードエフェクトの効果を実現し、その場でプレビューすることが可能です。またP2カードの記録時間も長く確保できます。
●720p over 60pモード
VARICAM互換モード。24pモード時は2:3プルダウンして60コマを記録します。記録時間は通常の1080iまたは720pと同じですが、記録中もIEEE 1394端子からDVCPRO HDストリームが出力できるため、P2モバイル、P2ポータブル、DVCPRO HD VTRなどでバックアップ収録が可能です。
※REC FORMATがDVCPRO HD時のみ。AVC-Intra時は出力しません。

1080/480 24pアドバンスモード※1
1080および480のプログレッシブ収録は24p/30p/24pA(アドバンス)モードで60iに変換して記録されます。24pアドバンスモードは2:3:3:2プルダウン方式。これに対応したノンリニア編集システム※2で60i/24p変換することにより高画質の24p映像制作が可能です。
※1: AVC-Intraは記録できません。
※2: 対応システム詳細はhttp://panasonic.biz/sav/p2compをご覧ください。

フィルムレンズに対応したスキャンリバース機能
シネマレンズアダプター使用時の画像反転をキャンセルするスキャンリバース機能を標準装備しています。

AVC-Intra Codec
1920×1080・10bit・4:2:2の高画質HD収録を実現するテクノロジー。

新開発AVC-IntraコーデックLSI
AVC-Intraコーデック標準装備
AVC-Intraコーデック収録に標準対応。AVC-Intraは最新の動画圧縮テクノロジーMPEG-4 AVC/H.264規格をベースに、フレーム内(Intra-Frame)圧縮方式を堅持。高圧縮率・高画質・高編集精度を実現します。1920×1080フルピクセルHDの高画質が得られるAVC-Intra 100と、低レート・低コスト運用できるAVC-Intra 50 の2モードの収録が可能です。さらにAG-HPX305ではAVC-Intraコーデック回路をワンチップ化した新開発のLSIを搭載しており、低消費電力化も実現しています。

高画質、AVC-Intra100モード
1920×1080・10bit ・4:2:2 - フルピクセル・フルサンプリングによる高画質HD映像が、DVCPRO HDと同じビットレートで記録できます。HD-D5に迫る高画質収録が一体型カメラレコーダーで可能。ハイエンドの映像制作に新しい機動力が生まれます。
※記載のピクセル数は1080モード時のものです。本機は720pモードもサポートしています。

低レート、AVC-Intra 50モード
1440×1080・10bit・4:2:0 - SD(DVCPRO 50)並のビットレートでDVCPRO HDと同レベル画質のHD収録ができます。収録時間はDVCPRO HDの2倍、データ転送時間は約1/2になります。
※記載のピクセル数は1080モード時のものです。本機は720pモードもサポートしています。

ネイティブ24pを含むHDマルチフォーマット
AVC-Intraコーデックでは1080/59.94iに加えて1080/23.98pまたは1080/29.97pのネイティブ記録が可能。720p映像もサポートしており60pを含むマルチフォーマットのHD映像制作が可能です。

DVCPRO HDコーデック収録も可能
DVCPRO HD収録もサポート。AG-HPX175やAG-HVX205AまたはDVCPRO HDカメラレコーダーとの混在使用や、テープからカードへのリプレースなど、システムに柔軟に対応できます。

16bit/48kHz/4CHデジタルオーディオ
全フォーマットで高音質の16bit デジタルオーディオを4チャンネル収録できます。マイク入力、ライン入力、スロットインワイヤレス入力の中から合わせて4チャンネルの独立入力が可能です。

■イントラ予測プロセスのサンプル画像
【画像をクリックしますと別ウィンドウで高解像度の写真をご覧になれます】

フレーム内(I-only)圧縮の優位性
動画圧縮にはフレーム内で処理が完結するイントラフレーム圧縮(I-only)方式と複数フレームをまとめて処理するインターフレーム圧縮(Long GOP)方式の2つに大別できます。最新の圧縮技術であるMPEG-4 AVC/H.264規格においても両者が選択できますが、AVC-Intraはその名の由来通りイントラフレーム圧縮(I-only)を採用しています。インターフレーム圧縮は隣接フレームが類似していることを前提にビットレートを低く抑える方式、伝送や民生ビデオカメラに適しています。しかし動きの激しいスポーツ、フラッシュライト、紙ふぶきと電飾を多用するイベント収録など、プロ映像制作業務においては隣接フレームに類似性のない映像も多く、そこでも一定以上の高画質が求められます。被写体を選ばない安定した運用には、フレーム内で圧縮が完結しているイントラフレーム圧縮のほうが適しています。また1フレーム単位のトリミングが必要な編集においても、イントラフレーム圧縮は画質劣化なしでストリーム編集※1が可能。さらにAVC-Intraは1フレームをスライスに分割※2して圧縮するため、マルチコアCPUで高速に並列処理ができ、フレーム間の依存関係のために並列処理が困難なインターフレーム圧縮に比べ、これからのマルチコア時代に適した方式です。
※1:圧縮データのままの編集。 ※2:画面を横方向に短冊状に10分割する。

MPEG2の約2倍の圧縮効率
先進の圧縮技術によってAVC-IntraはI-only圧縮でもMPEG2の約2倍の圧縮効率を獲得しています。中でも効果的な技術がイントラ予測とコンテキスト適応型エントロピー符号化です。
●イントラ予測
隣接画素から予測画素を生成し、入力原画像との差分データを予測モードと合わせて記録します。予測精度が高いため残差データも軽く、高い圧縮率を実現します。フレーム内処理のため、激しい動きに対しても予測精度は低下しません。

■ 輝度信号(Y)のイントラ予測モード概念図

AVC-Intraコーデックのイントラ予測プロセスでは、HDフレームのピクセルを8×8ピクセルのブロックに分割、左側および上側に隣接する符号化済ピクセルを用いて各ピクセルを予測し生成する。このとき隣接ピクセルの利用方法において、輝度信号で9種類、色信号で4種類のモードを備えている。精度の高い予測により、画像に応じて原画像と予測画像の差が最も少なくなるモードを選択して処理することが可能になる。

●コンテキスト適応型エントロピー符号化
CAVLC (Context Adaptive VLC)とCABAC (Context Adaptive Binary Arithmetic Coding)の2種類を採用。どちらもコンテキスト(周囲の状況)適応が特長です。MPEG-2では固定テーブルで符号化するため絵柄によって圧縮効率が低下しますが、コンテキスト適応型は絵柄に合わせてきめ細かく動作するため、常に高い効率で圧縮することができます。

※CGビデオを『MPEG4 AVC/H.264コーデック技術解説』でご覧になれます。

P2 Recorder Section
大容量・高信頼性・高速転送のメモリーカード記録と先進の収録機能。

長時間収録・高信頼性・リユース可能なP2カード
P2カードは放送業務用メモリーカード。パナソニックのSDメモリー技術を応用し、高ビットレートの放送用デジタルAVデータを記録するために開発しました。小型軽量ながら64GB※1の大容量を実現しています。衝撃・振動・温度変化に強い半導体メモリー自体の特性に加え、記録再生時にテープやディスクのような回転や接触がなく高い信頼性を誇るとともに、長期にわたって記録/初期化の反復使用が可能です。またコネクタ部のプロユース設計により、抜き差しの耐久性を高めています。さらにローコストタイプのEシリーズ※2(AJ-P2E016XG/AJ-P2E032XG/AJ-P2E064XG)も新発売、幅広いユーザーニーズに利便を図りました。
※1:表示容量には管理領域等が含まれており、収録に利用できる容量はこれより少なくなります。
※2: P2カードEシリーズご使用に際してP2本体機器によっては本体ソフトウェアのアップデートが必要です。詳しくは、サポートデスクをご覧ください。

■AG-HPX305 収録フォーマットと収録時間
※1: ネイティブモードは有効フレームのみ記録するモードです。
※2: REC FORMATがDVCPRO HDの59.94pで、VFRモードの24 FRAME/30 FRAME選択時。

高速起動・頭出し不要・上書きなし
駆動メカニズムがないため、起動も高速。スタンバイ状態からのRECスタートは瞬時、電源ONからでも即座に撮影開始できます。このレスポンスはバッテリー交換時のタイムロスを短縮するだけでなく、電源OFF状態での待機すら可能になり(カードの交換も電源OFF状態で可能)バッテリーの消耗を大幅に低減できます。また収録はカードの空き領域に行われ、頭出し不要、上書きの危険もありません。

PC/ノンリニア編集にダイレクト&高速アップロード
収録はカットごとのMXFファイル。テープのようなデジタイズは不要でPC※1にマウントしてノンリニア編集やネットワーク転送できます。PCカード規格に準拠しており、PCカードスロットを備えたノートPC※1にプラグインも可能です。最大1.2Gbpsの高速転送を可能※2にしており、軽快に作業できます。
※1:P2カードのマウントには付属のP2ドライバーソフトウェアのインストールが必要です。編集にはさらに各社から発売されているP2対応編集ソフトウェアが必要です。詳しくは『※PCを用いたP2ファイルの取扱いについてのご注意』をご参照下さい。
※2:P2カードEシリーズ使用時。転送速度はP2カ−ド自体の性能であり、実転送速度は接続先のバス、OS、ソフト、ネットワークの性能に依存します。

クリップサムネール表示と再生・送出機能
記録クリップは内蔵3.2型カラーLCDモニターにサムネールアイコンで一覧表示、選択したクリップ(複数選択可)を再生・削除できます。再生はテープ同様に一時停止・早送り・早戻しができるほか、複数クリップを連続してシームレスに再生することが可能で、現場からの送出にも対応します。さらに再生中に収録チャンスが訪れた場合でも、頭出し不要、上書きの危険なしに即座に収録を開始できます。またこのサムネールとファイル情報はPCまたはノンリニア編集ソフト上でも表示されます。
※記録フォーマットが異なる場合のシームレス再生はできません。

P2カード2スロットを駆使した多機能収録
P2カードを2枚装填して連続記録できるほか、メモリーカードならではの新しい記録機能を搭載しています。
●カードセレクト: スタンバイ状態で記録スロットの切換が可能。収録済素材をすぐに抜き出す、カードに分類して収録する、などの使用法を実現。
●ホットスワップREC: 記録中でもカード交換ができます。収録済カードをブランクカードに順次交換することでエンドレス記録が可能です。
●ループREC: 指定した記録領域内で順次ループ記録することにより常に過去一定時間の収録を保持することができます。
●プリREC: スタンバイ状態で、HDは約3秒(SDは約7秒)の映像・音声をメモリー、RECスタート前の撮り逃がしをリカバリーできます。
●インターバルREC:間隔と記録時間を設定した自動間欠収録。
●ワンショットREC:アニメーション制作に便利なフレームショット。
●RECレビュー: 直前に収録したクリップの終端部約2秒〜10秒間を素早く再生チェックすることが可能です。
※バリアブル・フレームレート収録時にはこの機能は使用できません。

SDメモリーカードスロットを装備
SDメモリーカードスロットを装備。シーンファイル、ユーザー設定ファイルのセーブ/ロードが可能。また撮影者名やレポーター名、撮影場所、テキストメモなどの情報を記述したメタデータアップロードファイル(P2 Viewerにて作成)をSD/SDHCメモリーカードに記録しておき、クリップメタデータとして読込むことができます。

▲Windows PCソフトウェア P2 Viewerのテキストメモ編集ウインドウ。右側はメモ一覧、ビューウインドウ下のタイムライン上にもメモがマーク表示されている。カメラレコーダーで打たれた空メモに書込・追加・削除・移動も可能。
テキストメモとショットマーク
収録中またはプレビュー中に“しおり”のような機能を持ったテキストメモが1クリップ中に最大100ヵ所まで貼付できます。メモとメモの間の区間をコピーして新しいクリップを作成する簡易編集がP2カム単体で可能。テキストの書込みも可能です。OK/NGなど、クリップのマーキングに便利なショットマークも装備。テキストメモ、ショットマークともPC/ノンリニア編集ソフト上でも表示され、編集に役立てることができます。
※ループREC、インターバルREC、ワンショットRECでは、テキストメモ、ショットマークを付ける事は出来ません

プロキシデータ記録に対応(オプション)
ビデオエンコーダーカード(別売/AJ-YAX800G)を装着することにより、低レートのMPEG-4映像とTCなどメタデータを持つプロキシデータをP2カードおよびSD/SDHCメモリーカードに記録できます。ファイルサイズの小さいプロキシデータは、オフライン編集に用いることで軽快に編集プロジェクトファイルを作成できます。またインターネットや携帯電話回線を利用したニュース速報等にも利用できます。
※バリアブル・フレームレートをネイティブモードで使用した収録時、およびループREC機能を使用した収録時には、プロキシデータの記録はできません。プロキシデータとはMPEG-4形式の低解像度動画と音声のAVデータにタイムコード、メタデータなど管理情報が付随したファイルデータです。Use of DCF Technologies under license from Multi-Format, Inc.

16:9 4:3アスペクト変換モード
SD収録映像、およびHD再生からのダウンコンバートSD出力映像の16:9/4:3アスペクト比変換モードは、サイドクロップ/レータボックス/スクイーズの3モードから選択することができます。

ノンリニア編集パートナー
P2の商品開発において、パナソニックはP2パートナーとの戦略的協業に取り組んできました。各社からすでに多くのP2対応ノンリニア編集機器およびソフトウェアが提供されています。P2ファイルによるネイティブ編集は、画質の維持と柔軟性のある制作環境を実現します。
※対応システム詳細はhttp://panasonic.biz/sav/p2compをご覧ください。

Operation
機動性と操作性がさらに向上した新デザインに、充実のアシスト機能を搭載。

ショルダー型に新しい機動力を拓く新デザイン
伝統的な撮影スタイルを守りながら機動力と操作性を向上した新しいデザインです。コンパクトなボディと3.6kg(本体とVF)の軽量ながら、安定したシューティングができるショルダー型のプロポーションを保持。大型のショルダーパッドは低重心設計とあいまって肩上での安定性にすぐれます。またロ−ボディのデザインはカメラマン右側方の視野も確保します。

操作とカードスロットを片面に集中
小型デザインながら新しいレイアウトにより操作スイッチ/ボリュームをすべて左側面に集中、わかりやすく配置しています。さらに従来は逆サイドにあったP2カードスロットを操作部側に移しスロットを横向きにすることによりワンマンオペレートでのカード交換をスムーズに、かつ挿入時のミスを防ぐように配慮しています。

低消費電力18W
新開発DSP、AVC-IntraコーデックLSIを含む集積回路の開発により基板ボードが小型化。小型軽量化に貢献すると同時に、新開発イメージセンサーとあいまって収録時18Wの低消費電力を実現しました。バッテリーの消耗が少なくなることによりフィールドの機動性を向上しています。

フォーカスアシスト機能を搭載
HD対応のフォーカスアシスト機能が素早いピント合わせをサポート。フォーカスアシストボタンで画面中央部を拡大表示します。またフォーカスレベルをバーの長さで表示するフォーカスバー表示機能も備えています。

波形/ベクトルスコープの簡易表示
LCDモニター上に撮影中の映像のWAVE(波形)およびVECTOR(ベクトルスコープ)を簡易表示可能です。

3個のユーザーボタン
3つのボタンに下記の15種からひとつずつ選択して割当てることができます。頻度の高い機能、好みの機能をワンタッチで実行できます。
■ユーザーボタン割当可能な機能

REC REVIEW: レックレビュー機能。

SPOTLIGHT: スポットライト補正機能。

BACKLIGHT: 逆光補正機能。

ATW: ATW (自動追尾ホワイトバランス)機能。

ATW LOCK: ATW ロック機能。

GAIN: 24dB: 24dBゲインアップ機能。

Y GET: 中央部の輝度レベルを数値表示。

DRS: ダイナミックレンジストレッチャー機能。

TEXT MEMO: テキストメモ付加機能。

SLOT SEL: P2カードスロットの選択切換。

SHOT MARK: ショットマーク付加機能。

MAG A. LVL: オーディオレベルメーターを拡大表示。

PRE REC: プリレック機能。

PC MODE: USBのホスト、またはデバイスモードのON/OFF切換。

WFM: 波形モニター表示の切換。

新開発高画質カラービューファインダー/液晶モニター
新開発カラーEVFは0.45型約122.6万ドット相当(852×3[RGB]×480)のLCOS(=Liquid Crystal On Silicon/反射型液晶)表示パネルを採用。その高速応答性により高解像度、高精細、高輝度表示を可能にしています。またLCDモニターも従来機より高解像度で16:9画面の3.2型約92.1万ドット(1920×480)表示パネルを搭載しています。

収録をサポートする数々の機能
●2値メモリー1値プリセット、ATW(自動追尾)機能付ホワイトバランス。
●MODEチェック: カメラの設定状態を一覧表示。
●ZEBRA: 50%から109%まで1%ステップで2パターン。
●Y-GET: 画面中央付近の明度を数値で正確に測定できます。
●ロック機構の付いた大型オーディオレベルボリューム(CH1・CH2)。
●フロントマイク入力ボリューム(ON/OFF・CH割付け可能)。

System Interface
充実のインターフェイス。

VEスタイルの収録に対応した新スタジオシステム
新カメラ延長システム(2009年秋発売予定)により、VEスタイルの収録を低コストでサポート。BNCケーブル2本で高画質HDデジタル映像リターン映像、タリー、インカム、ゲンロックを伝送。100mまで延長可能です。カメラ側への電源供給も可能画質調整と収録操作をフル制御できるエクステンションリモートコントロールユニット(AG-EC4G/2009年秋発売予定)、機動性を損なわない小型軽量のカメラアダプター(AG-CA300G/2009年秋発売予定)などAG-HPX305にフィットする設計です。
※ベースステーション(AG-BS300)がAC電源駆動時のみ可能です。またカメラアダプター(AG-CA300G)/ベースステーション(AG-BS300)間に別途電源コードが必要です

リモートコントロール対応
エクステンションリモートコントロールユニット(AG-EC4G/2009年秋発売予定)またはリモートコントロールユニット(AJ-RC10G)はスタジオシステムだけでなく、AG-HPX305に直接接続しても使用できます。映像をモニターしながら、カメラ映像の調整や収録操作などコントロールが可能です。
※AG-HPX305が対応している機能のみAJ-RC10Gでコントロール可能です。。

HD/SD SDI出力とダウンコンバーター装備
映像ライン出力1系統2出力(各BNC)を標準装備。モニターやライン収録にフレキシブルに対応します。ダウンコンバーターを内蔵し、送出にも利用できる高品質SD映像を出力。アスペクトモードも選択できます。
●SDI OUT(HD/SD):エンベデッドオーディオも重畳。HD SDI出力ではAG-HPG20などHD SDI入力を備えた当社製レコーダーで、RECスタート/ストップと連動したバックアップ収録が可能です。HDソースからのダウンコンバートSD SDI出力も可能です。
●VIDEO OUT: SD(コンポジット)出力。HD時はダウンコンバート出力。。

USB 2.0インターフェイス
標準装備のUSB 2.0端子はHOST/DEVICE両モードに対応しています。DEVICEモードではP2カムのカードスロットをPCの外付けデバイスとしてマウントして、ノンリニア編集システムやネットワークサーバーへアップロードできます。HOSTモードでは外付けハードディスクドライブを接続してカードデータの保存、保存したクリップのサムネール閲覧、カードへの書き戻しが可能です。

IEEE 1394インターフェイス
IEEE 1394準拠のDVCPRO/DV出力(6ピン)からはDVCPRO HDを含むDV系圧縮ストリームの入出力ができます。P2HD/DVCPRO HDレコーダーと接続して劣化のないバックアップ収録が可能。
※720pネイティブモードを除く。AVC-Intraの入出力には対応していません。ループREC、インターバルREC、ワンショットRECでは、1394出力はできません。。

TC IN/TC OUT/GENLOCK IN端子
SMPTEタイムコードジェネレーター/リーダーを内蔵。TC(タイムコード)IN/TC OUT端子はスルー接続が可能な独立仕様。GENLOCK IN端子も備え、タイムコードの外部ロックが可能です。

その他のシステム機能
●UniSlot方式ワイヤレスレシーバーに対応(2チャンネル)。
●XLRオーディオ入力: +48Vファントム給電対応、2チャンネル。
●イヤホン(ミニ)端子およびスピーカーを装備。
●アントンバウアー、IDXほかマルチバッテリー対応。

System Workflow

●取材・収録、現場ストレージ
P2カードは初期化して反復利用が可能。P2ポータブルレコーダーAG-HPG20を用いればビューイング、バックアップ記録、カード間のファイルコピーが手軽に行えます。USB 2.0経由でポータブルHDDへのストレージも可能。ラピッドライターAJ-HRW10Gを用いればP2カードから内蔵ハードディスクへのコピーを簡単に高速に現場で行えます。またビューイングソフトP2 Viewer(無償配付)をインストールしたWindows PC/MACがあればビューイング、プロパティ表示と一部編集、メタデータ作成、テキストメモの編集、ファイルコピーが可能です※1

●編集・制作、素材アーカイブ
ノンリニア編集機※1へのマウントはP2 drive AJ-PCD35※2/PCD20を用いてP2カードから、あるいはポータブルHDDから、いずれもデジタイズ不要でファイルをそのままクリップとしてマウントできます。コンテンツ管理ソフトP2 CMS(無償配付・Windows/Mac両用)を用いると、P2ファイルをHDDにコピーすると同時にメタデータによるデータベースが自動作成され、検索・分類からファイルコピー・バックアップ・アーカイブが容易に行えます。光メディアにファイルのバックアップ/アーカイブを行うことができます※3

●デリバリー、視聴
ノンリニア制作されたHDコンテンツはIEEE 1394経由でDVCPRO HDテープに劣化なしにダビングできます。これにより現行の放送・視聴環境でHDあるいはSDダウンコンバートして利用できます。BD/DVDへのオーサリング、Quick Time(R)・Windows Media(R)・Adobe Flash(R)・Real Video(R) 形式に書き出してのインターネット配信にも対応※4
またAG-HPG20はリピート機能付きのプレイヤーとして各種イベントや映像展示にも活用できます。高画質・高信頼性のHD再生が可能です。

※1: ※詳しくは『※PCを用いたP2ファイルの取扱いについてのご注意』をご参照下さい。
※2: AJ-PCD35でP2カードEシリーズをご使用になる場合は、AJ-PCD35に最新バージョンのソフトがインストールされている必要があります。詳しくはサポートデスクをご覧ください。
※3:ご使用されいてるノンリニア編集システム/PC/ソフトウエアによっては、使用できない場合があります。
※4:各ファイル型式への変換には、それらの型式に対応したオーサリング・ソフトウェアもしくは変換ソフトウェアが必要です。