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設置事例

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「P2カード」利用の監視用常時録画システム 松下AVC社が実証実験
松下電器パナソニックAVCネットワークス社(松下AVC社)は、放送機器用に開発した半導体メモリーカード「P2カード」を記録メディアに利用した監視用常時録画システムの実証実験を行っている。実験開始から1年が経過してもトラブルはなく、同社は製品化に向け、自信を深めている。

8ギガバイトまで製品化
「P2カード」は、民生用のSDメモリーカードの技術を応用し、次世代放送システム「DVCPROP2」の記録メディアとして開発された。PCカードサイズで、容量8ギガバイトまで製品化されている。
特徴は、記録部に駆動メカを使わないため、信頼性、耐久性が高いことにある。映像素材をファイルベースで記録でき、ランダムアクセスが可能なことから使い勝手にも優れる。
現在、実験中の監視用常時録画システムは、鍵付きのボックスに収納したカメラ電源ユニットと、瞬時停電対応のバッテリー、レコーダ、外部に取り付けるカメラから構成される。レコーダは幅178ミリ、高さ50ミリ、奥行き155ミリ。録画時間は、4ギガバイトのカード1枚当たり、QVGA画質(30コマ、512キロbps)で16時間。カードの容量がいっぱいになると、基本的に上書きされる仕組みだ。
東京・神楽坂通り商店会で運用順調 製品化に向け自信
同システムのモニターとして実証実験に協力しているのは、神楽坂通り商店会(東京都新宿区、福井清一郎会長)。粋でしゃれた雰囲気が人気の街だが、1年ほど前に風俗店などの悪質な客寄せが目立ち始め、同商店会は危機感を募らせていた。
複数のメーカーから監視システムの提案があった中、同商店会が選んだのが、松下AVC社のシステムだった。
同商店会は、大規模ではなく、ピンポイントで治安に効果を発揮するシステムを求めていた。ローコスト、運用負担の少なさも条件であり、常時、有人監視によるプライバシ侵害の問題も懸念していたという。

追加導入を検討
福井会長は、「複数のカメラを取り付けるシステムでは、初期費用が高く無理。事務所などで画像を集めて監視するのは、負担が大きい。松下(AVC社)のシステムは、スタンドアローンなので費用、負担も少なくマッチしていた」と話す。もともと機械好きだった同会長は、半導体メモリーのメリットをすぐに理解し、導入はスムーズに進んだ。
設置したのは、昨年の6月中旬。程なく、客引きはなくなったという。「こんなに早く効果が出るとは思わなかった」と同会長。昨年の猛暑、厳冬もトラブルなく過ぎ、信頼性の高さも証明された。同会長は、実験を通してメリットを実感し、もう1台の追加導入を検討している。
監視用常時録画システムは、鍵付きのボックスにカメラ電源ユニットとレコーダを収納して屋上に設置されている

【電波新聞2006年6月9日に掲載】