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映画のセリフで気づくビジネス成功のヒント〜第2回


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「フラガール」/ Text by 藤村正宏(Masahiro Fujimura)

オープンする前にある事件が起こるんです。

ヤシの木とか熱帯植物を移植して、温泉のパイプの熱で土を温めて、生育できるようにするんですね。
ところが、オープン直前にヤシの木が先に納品されちゃうんです。
パイプの工事は遅れている。
すごく寒くなってくる。
このままだとヤシの木が枯れてしまう。
そういう事態になるんですね。

そこで、炭鉱住宅一軒一軒回って石油ストーブを借り、その石油ストーブで土を温める。
ストーブを貸してしまうと家の中は寒いわけです。
それでも貸してくれた。
そういう状況だった。

反対派だったお母さん、娘が必死にダンスの練習をしているのを見て、心が動きだし、急に石油ストーブを借りに回るんです。
リヤカーをひいて、大きな声を出して。
反対派の人たちが彼女を問い詰めるんです。
「ハワイに寝返ったのか!?」って。

そして、冒頭のセリフが出てくるわけです。

「うちのとうちゃん、お国のためだって、寝る間も惜しんで石炭掘って、ヤマの中で死んだ」

「今まで、仕事っていうのは、暗い穴の中で、歯くいしばって、死ぬか生きるかでやるもんだと思っていた。」

「んだけど、あんなふうに踊って人様によろこんでもらえる仕事、あってもええんでねえが」

富司純子

かっこいいです!
しびれます!
泣けます!

 

それまで、仕事っていうのはつらく厳しいものだった。
特に炭鉱の仕事は、つらい仕事です。
仕事はつらいのが当たりまえ。
でも彼女たちだったら、笑顔で明るく踊って人様に喜んでもらえる、そういう仕事ができるかもしれないって。
仕事に「希望」を見出すんです。

その「希望」が炭鉱の町に広がって、「ハワイ」は成功するんです。

本当に、感動する映画です。

現代のビジネスには「希望」が不足している。
そう思う。

ここ数年、市場原理主義や成果主義、グローバルスタンダードなどが日本のビジネス界にも広がり、ビジネスパーソンたちは疲弊している。
ビジネスに携わっている人たちは、ちょっと前に比べると確実にストレスが多くなっています。

人々の不安や不満が
いびつに憎悪になったり
暴力になったりしている。

社会の絆がボロボロになってしまった。
そして不平不満が充満してしまう。
仕事に希望がないと、社会そのものも歪んでしまう。

今のビジネスには、この「希望」が必要だと思うんです。

僕はいつも言っています。
仕事ってホントに楽しんでやらないと、それが絶対にお客さんに伝わるんだ。
自分の仕事をどれだけ楽しく演出できるか。
これも能力だと思う。

笑顔で仕事ができる。
そんな時代がやってくる。

希望をもてる仕事をしましょう!

というわけで、なんか疲れたと思ったら、
何も考えずにとりあえず「フラガール」見てください。
何か大切なものを思い出すはずです。

「んだけど、あんなふうに、踊って、人様によろこんでもらえる仕事、あってもええんでねぇが?」

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