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身近な電気の探検隊〜デジタルビデオカメラ


1.進化するデジタルビデオカメラ
(1)手軽になったビデオ撮影

録画のためのVTR(ビデオテープレコーダー)を肩から下げ、ケーブルで結ばれたカメラを肩に担ぎ撮影をする、とても大きく重い機械からスタートした撮影用ビデオシステムは、やがて、撮影をするカメラ部と動画を録画記録するデッキ部を一体化させた小型のビデオカメラが開発されました。
デジタル時代を迎えて、デジタル記録のDV(デジタルビデオ)フォーマットが開発され、さらに小型化された高性能デジタルビデオカメラが誕生しました。


大きくて重いビデオカメラ+テープデッキ

小さくて軽いサイズのビデオカメラ

デジタル方式の利点を活かして、小型・軽量なものが発売され、使い勝手も撮影に便利なオート機能がいろいろ加わりました。従来のアナログ記録方式に比べ、簡単な操作性と圧倒的に綺麗な映像が記録されるようになり、手ぶれ防止機能など、カメラ感覚で手軽に綺麗な画像のビデオ撮影が楽しめるようになりました。今やデジタルビデオカメラは多くの家庭で使われるようになり、学校や会社でも行事の映像記録などで多く活躍をしています。
最近のものは、動画撮影だけでなく、デジタルカメラで使われている小さなメモリーカードに静止画を記録する、デジタルカメラ機能も装備した製品が開発されるなど、ますます使いやすく多機能に進化しています。

手ぶれの防止→画面がゆれないので見やすい

(2)撮影された素材でなにができる

最近のデジタルビデオカメラでは、動画映像と静止画の撮影ができます。静止画撮影はデジタルカメラと同じで、行楽地や運動会・学芸会での貴重なスナップ撮影の記録撮影が可能です。また、それらの素材を整理して、一巻のビデオソフトを制作したり、それぞれの静止画像として保存できます。

デジタルビデオカメラで撮影した映像素材をパソコンなどに取り込んで編集する

ビデオソースからは、ビデオテープやビデオディスクなど種々の記録媒体を作成できます。ビデオテープへの記録は、デジタルビデオカメラで使っているミニDVC(デジタルビデオカセット)やアナログのVHSビデオテープへ映像記録ができます。
ビデオディスクでは、VHSビデオカセットデッキに代わり、急速に普及をしているDVDメディアで、DVD-RAMなどの書き換えタイプや、保存性に優れた一度書きのDVD-Rタイプがあります。

さまざまなメディアに記録して保存することが可能

近年、デジタルビデオカメラが映像編集できる機能を持つようになりましたが、DVDレコーダーのHDD(ハードディスク)部に素材映像をコピーして、その編集機能を活用し、保存性の良いDVDメディアに記録するのが操作性も良く一般的です。HDD部に編集したマスターを作成しておけば、何枚でもDVDメディアをつくることができ、ファイナライズ処理(注)で、記録に使ったレコーダー以外のDVDレコーダーやDVDプレーヤーで再生ができるようになります。

注)ファイナライズ:録画したデータを、他のDVDプレーヤーで再生することができようにする処理をファイナライズという。ファイナライズの処理を行わないと、 一般的には、そのメディアに録画したその装置でしか再生ができない。

(3)デジタルビデオカメラの種類

デジタルビデオカメラとして最も一般的で普及しているのが、DV(デジタルビデオ)フォーマットで“DVムービー”と呼ばれています。DVムービーではミニDVCテープを使い、SP(標準)モードで60分、LP(長時間)モードで90分撮影できます。
最近、8cm径のDVDメディアを使用する“DVDムービー”も発売され、DVD-RAM/DVD-Rなどに記録できます。DVDムービーで撮影したディスクは、ファイナライズ処理をすれば、DVDレコーダーやプレーヤーでの再生が可能で、使い勝手がよく人気の秘密になっています。

(4)デジタルビデオカメラのあらましと特徴

デジタルビデオカメラに限らずデジタル方式の利点は広く知られるようになりました。デジタルビデオカメラでは、最初に被写体をとらえる光学系(レンズ)、CCDの撮像系、ビュー・ファインダーや液晶モニター系などの構成はアナログビデオカメラと基本的に同じですが、撮像部以降の電気的な信号処理系やテープ記録系、制御・操作系、などが全てデジタル方式になっています。

デジタル化で各種信号処理・制御・操作回路の集積度を高め消費電力を減らし、小形・軽量化を実現しています。ミニDVCはデジタル方式の長所を生かしたデジタルビデオカメラのために設定された、手のひらより小さいコンパクトなテープで、駆動機構系も小形で精密な構成です。

デジタルの映像情報は膨大で、その膨大な情報を全てそのままに記録する方式は記録時間が短くなるなど非現実的です。そこで、主要情報を優先的に伝える“情報圧縮方式”が採用されてます。映像系の圧縮方式は、DVでは独自のDV方式、DVDデジタルビデオカメラではDVDレコーダーでお馴染みのMPEG方式が採用されており、小さな記録メディアの膨大な情報を圧縮して記録をしています。

MPEG圧縮の概念図

MPEG圧縮の概念図

(5)最も普及しているデジタルビデオカメラ

デジタルビデオカメラにはいろいろな種類がありますが、歴史も長く世界的に最も普及している形態がDV(デジタルビデオ)カメラです。機種が豊富で用途に応じて選択が可能、撮影や編集などのための周辺機材も豊富にあり、また、ロケ先でもDVC(デジタルビデオカセット)の入手が容易という利点があります。大切な映像を撮影するさい、DV(デジタルビデオ)カメラが薦められる根拠です。

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