RULO Biz導入事例 | 株式会社 全日警様
警備業界の課題を打破し、人手不足時代の新たな一手に。
セキュリティ×RULO Bizで、夜間時間帯の安心・安全と清掃自動化の
両立を実現

株式会社 全日警 営業本部 営業2部 営業課 課長 堀越敏裕様
株式会社 全日警
営業本部 営業2部 営業課 課長
堀越敏裕様

これまで警備業界で課題だった、夜間の機械警備下でのロボット掃除機の自動清掃。人手不足を解消したいという顧客の声に応えて、全日警とRULO Bizが業界に先駆けて連携し、機械警備下での清掃業務効率化を実現させた。協業の背景と展望について、全日警・営業本部の堀越敏裕さまにお話を伺った。


難しかった機械警備下でのロボット清掃を、全日警とRULO Bizが可能に

―――全日警が、パナソニックの「RULO Biz」と連携したいきさつを教えてください。

堀越様: 私どもは警備をトータルで提供している会社ですが、数年前から機械警備システムを稼働させている夜間帯に、ロボット掃除機を動かして清掃することができないかというお問い合わせを多くのお客様から受けていました。清掃にかかるコストや人手不足をロボット掃除機で解消したいというのです。

当初は、「清掃は警備のかかっていない時間帯にお願いします」とお伝えしていました。機械警備システム稼働中にロボット掃除機を動かすと、センサーが不審者と認識して誤報が生じてしまうからです。機械警備下でのロボット清掃はどの警備会社も実現できていませんでした。

しかし、閉店時間後のデッドタイムに清掃ができれば、お客様の課題が解決できます。そこで社内プロジェクトを立ち上げ、機械警備下でも動かせるお掃除ロボットを比較検討し、パナソニックのRULO Bizと連携。機械警備でのセキュリティレベルを保ちながら、誤報が生じないセキュリティシステムの構築に成功しました。

セキュリティも、ロボット掃除機の保守体制も、安心・安全が最重要

―――セキュリティも、ロボット掃除機の保守体制も、安心・安全が最重要

堀越様: 第一に保守内容が充実しているトータルサービスとしての安心感です。

連携先を決める際、信頼できて、保守体制がしっかりしているロボット掃除機メーカーを選ぶことが大事だと思いました。警備という仕事は、24時間・365日、安心・安全が大前提ですが、清掃にも同じことがいえます。ロボット掃除機が壊れた場合に「伺うのは来週になります」という対応では、掃除ができない期間が生じてしまい、お客さまにご迷惑がかかります。その点、RULO Bizは保守体制がオールパッケージング。仮に機械が故障しても、お客様がコールセンターに電話すれば代替機を送ってもらえ、切れ目なく掃除していただけます。パナソニックは、これまでも防犯カメラやインターホンなどで弊社と長年のお取引関係にありますので、私どもとしても安心でした。

コンパクトなRULO Bizなら、隅々までくまなく清掃

―――RULO Bizの機能面についてはどうお考えでしょうか。

堀越様: コンパクトで機動力があるのがRULO Bizの一番の魅力だと思います。

大型のショッピングモールや新しいビルなら大きなロボット掃除機を動かせますが、オフィスの専有部分やコンビニ、飲食店といった店舗、机や椅子がある場所で大きな機械を使うことは不可能です。しかしRULO Bizなら非常にコンパクトで、机の下にもぐって掃除することもできます。

RULO Bizなら柔軟な清掃エリア設定で安定した走行を実現

―――RULO Bizなら、売場の配置が一時的に変わった際にも、お客さまご自身でマップを編集できるそうですね。

堀越様: RULO Bizはマップをクラウド管理しており、何枚も登録できます。例えば小売店では、季節性商品やキャンペーンを展開するため、棚の一時的な移動や、段ボールのまま陳列して販売することがあります。大型のロボット掃除機ですと場合によってはマップを作成し直す必要がありますが、RULO Bizならお客さま自身がクラウド上にアクセスいただき、マップのエリアを設定すれば、多少のレイアウト変更には柔軟に対応できます。

セキュリティと清潔な空間の両立で、新たな価値の提案に期待

―――導入されたお客さまからの反応はいかがでしょうか。

堀越様: とある小売業のお客さまからは、「今まで清掃に使っていた時間を違う業務に充てられ、コストの削減につながった」というお声をいただきました。また、RULO Bizが玄関先のマットを毎日キレイに掃除してくれるようになったため、マットの交換頻度が減らせて、思いがけないコストメリットがあったそうです。

―――RULO Bizとのこれからのサービス展開について、展望をお聞かせください。

堀越様: どんな業種にとっても、警備とともに清掃が重要であるのは言うまでもありません。私どもの機械警備システムとRULO Bizの取り組みが、セキュリティと業務効率の両立、昨今の社会問題である人手不足解消に貢献できればと考えております。

会社概要

株式会社 全日警

1966年に創立以来、警備業界で確かな経験をもつ日本屈指の警備会社。大規模大型複合施設や鉄道、空港など重要施設の警備のほか、住宅、店舗、オフィス、学校などに先端技術を駆使したセンサーを設置して異常を監視する機械警備システムを提供している。