ナチュラルチラーの原理
水は大気圧(絶対圧力760mmHg)においては100℃で沸騰蒸発します。圧力が下がると、1/10気圧(絶対圧力76mmHg)では46℃で、1/100気圧(絶対圧力7.6mmHg)では6.5℃で蒸発します。この性質を利用し、ある容器内を高度の真空に保つことにより、水を蒸発させて冷熱を得られるようにしたのが吸収式冷凍機です。
臭化リチウムは、海水から得られる臭素(Br)と、リチウム(Li)からつくられる白色の結晶です。食塩(NaCl)と似た性質をもち、吸水性に優れていることから吸収式冷凍機に利用されています。
※当社ではより高効率な二重効用型(再生器を2つに分け、バーナーと冷媒蒸気による加熱方式)を採用しております。