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User's パートナー企業の声 株式会社ブロードバンドタワー 樋山 洋介 氏

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~テープによるアーカイブは限界を迎える~
IoT/ビッグデータ時代を切り拓くブロードバンドタワーが、
パナソニックの光ディスクライブラリーに注目した理由とは?

株式会社ブロードバンドタワーは、2000年から独立系事業者としてインターネットデータセンターを営む、日本のデータセンター事業者のパイオニアである。また、EMC社製スケールアウトNAS「EMCアイシロン」などのエンタープライズ向けストレージ製品の保守・販売も手掛けるなど、企業のビッグデータ管理を支える広範なソリューションは、多くの顧客から高い信頼と評価を獲得している。同社は2016年4月、光ディスクを使用したパナソニックのデータアーカイブシステム「光ディスクライブラリー」の販売パートナーとして、同製品の販売を開始した。同社はなぜ、パナソニックの光ディスクライブラリーに注目したのか。その背景と戦略を、営業統括グループ シニアディレクター 樋山洋介氏に聞いた。

株式会社 ブロードバンドタワー
営業統括グループ
シニアディレクター
樋山 洋介 氏

データアーカイブのニーズと、従来メディアの限界がより顕在化

使用頻度が低くなったデータを長期的に保管するために専用の保存領域へ移動させることを「アーカイブ」という。以前より、情報ライフサイクルマネジメントの観点から、アーカイブの重要性は広く認識されてきたものの、とりわけ近年のスマートデバイスの急激な普及やソーシャルメディアの浸透、IoTの広がりを受けて、いま改めて高い注目を集めているという。

「一つの背景は、法定上の要件およびコンプライアンス遵守の点から、10年を超えるデータの長期保管がますます求められようになってきたことが挙げられます。世の中全体が、あらゆるデータを残す方向に進んでおり、逆に言うと、企業はますますデータを『捨てられなく』なってきているのが実情です。もう一つの背景は、企業の扱うデータ量が爆発的に増大するにつれ、「これらのデータをいかに活用して、ビジネスを拡大するか」という方向へと企業のニーズが移ってきていることが挙げられます。こうしたデータ管理を取り巻く環境や企業ニーズそのものの変化に対応するためには、従来とはまったく異なるアーカイブの仕組みが求められると、我々は考えています」。

従来、データアーカイブのためのメディアとしては、磁気テープが一般的に利用されてきた。大容量化や耐久性も向上し、価格も安い。しかし、ビッグデータの「活用」という視点に立った場合、アーカイブメディアとしてのテープの限界が見えてくると、樋山氏は指摘する。

「テープを倉庫等に置いてとりあえず保管するというやり方では、単にデータを守っているだけです。もちろんデータを守ることは大切なのですが、あくまで必要なときにすぐに活用できることを前提としていなければ、意味がありません。図書館に行ったら『本は倉庫にありますが、貸し出すまでに数日かかります』と言われるようなものです。ビッグデータのスピーディな活用がビジネスを左右するこれからの時代に、いつまでも従来の手法で対応できるとはとても思えません」

そこで、今後のデータアーカイブの本命としてブロードバンドタワーが着目したのが、大容量の追記型光ディスクを記録メディアとする、パナソニックの光ディスクライブラリー製品だったのである。

100年の長寿命※1と高速読み出しが可能

パナソニックの光ディスクライブラリーは、100年以上のデータ保存寿命※1をもつアーカイブ用追記型Blu-rayディスクをデータ保存メディアとして使用することで、HDDや磁気テープのような定期的なデータ移行や動作確認を長期間不要にし、従来のアーカイブに掛かる運用工数を大幅に削減する。光ディスクシステムの特性である長寿命性、ライトワンスによるデータ改ざん防止、ドライブの後方互換性、スタンバイ時わずか7Wの低消費電力、環境変化への耐性により、データ完全性の保護とTCO(総所有コスト)削減を同時に実現する。 この製品の販売パートナーとしてブロードバンドタワーが名乗りを上げた理由とは何だったのだろうか。

「パナソニックの光ディスクライブラリーのターゲットになるのは、既に膨大な量のデジタルデータをもっている、大企業だけではありません。例えば官公庁や博物館など、膨大な資料を紙で保管しているすべての組織が、パナソニックの光ディスクライブラリーのターゲットになります。このように考えると、光ディスクによるアーカイブの潜在市場は、とてつもなく広大です。今後あらゆるデータをデジタル化し、半永久的に残すことが当たり前になってくると、100年の寿命※1があり、省電力で温度管理にもほとんど電気を使わない光ディスクライブラリーのニーズは確実に高まると、我々は考えています」

大容量データの長期保管とオンラインアクセスを両立するパナソニックの光ディスクライブラリーは、今日の企業のビッグデータ活用ニーズにも合致する。

「テープは容量単価が低いのが魅力ですが、あくまで万が一に備えたバックアップ用と考えるのが自然です。その一方、アクセス頻度に応じた劣化もなく、長期間安全にデータを保護でき、かつ必要に応じて素早くアクセスできる光ディスクはアーカイブに最適なメディアだと考えられます。弊社ではパナソニックの光ディスクライブラリーにデータを格納してから読み出すまでのスピードを検証しましたが、オンラインのハードディスクに比べて少し待つ程度で、特段にスピードが遅いという印象はありませんでした。少なくとも、倉庫からテープを探し出し、データを読み出すのに比べれば、雲泥の差です」

※1 最新のアーカイブ用追記型光ディスク規格、「アーカイバル・ディスク」の場合。パナソニックにて実施中の加速度試験に基づいた推測値であり、保証するものではありません。

EMCアイシロンと光ディスクを高度に連携!自動階層化データマネジメントソリューション

ブロードバンドタワーは、高度なストレージ保守技術をもつデータセンター事業者として、企業のIT機器だけでなく、これらIT機器に保存されているデータそのものを企業の保有する「資産」と捉え、その安全かつ確実な管理に取り組んできた。パナソニック光ディスクライブラリーの販売開始によって、従来よりもさらに長期的な視点から情報資産の確実な管理と効果的な運用を支えることが可能になると、樋山氏は自信を覗かせる。その一例として、樋山氏は、EMCアイシロンとパナソニックの光ディスクライブラリーを高度に連携させた自動階層化ソリューションを挙げている。

「アイシロンの最新機能の一つに『Isilon CloudPools』※2がありますが、弊社で検証した結果、この『Isilon CloudPools』を活用することで、EMCアイシロンとパナソニック光ディスクライブラリーに保管されているデータを、単一のネームスペースで管理できることが確認できました。EMCアイシロンのデータ自動階層化機能を利用すれば、アイシロン内に保存された使用頻度の低いデータを光ディスクライブラリーへと透過的にデータ移行できるため、既存のIT投資を保護しつつ、ストレージシステム全体の最適化にもつながります。また、自社でハードウェアを持ちたくないというお客様には、光ディスクライブラリーを利用したデータアーカイブをクラウドサービスとして提供するプランも視野に入れています」(樋山氏)

※2 EMCジャパンが、2015年11月16日に発表したアイシロン製品ラインの最新のソフトウェアアプリケーション。CloudPoolsによって、EMCアイシロンをパブリッククラウド等へと、クラウドゲートウェイなしに容易に拡張することが可能となり、場所に依存しないデータアクセスを実現できる。

Isilon CloudPoolを活用した自動階層化データマネージメントソリューション

パナソニックの光ディスクが日本のアーカイブ市場を変革する

次世代のアーカイブ製品として期待されるパナソニックの光ディスクライブラリーだが、エンタープライズ用のストレージメディアとしては、光ディスクの認知度はまだまだ十分とは言えない。

「たとえば、私たちが『Blu-rayディスクですよ』と説明しても、書き換え可能なDVDのようなものだと誤解されているお客様が、まだまだ少なくありません。しかし、実際には光ディスクライブラリーに使用されているBlu-rayディスクは、一度しか書き込めないライトワンスのメディアです。このため、改ざんの心配がなく、アーカイブ用のメディアとして非常に優れています。ここは、今後、パナソニックさんと一緒に啓蒙していかなければならないと考えています」

もう一つブロードバンドタワーが、パナソニックに注目している理由がある。それは、デバイスメーカーとしてのパナソニックが持つ世界最先端の技術力だ。自動車、エネルギー産業などB2B事業に大きく舵を切ったパナソニックには、グローバルに産業をリードするユニークなデバイスメーカーとしての新たな一面も持つ。

「光ディスクとその周辺システムの技術において、現在パナソニックは世界一だと思います。したがって、今後、弊社のデータセンターでデータアーカイブサービスを提供するときは、『パナソニックの光ディスクライブラリーを採用している』という特長をはっきり打ち出したいと考えています。それは、サービスをご利用いただくお客様にとって、非常に大きな信頼感につながるはずです」

今後、より多くの企業が、膨大なデータのアーカイブに頭を悩ませることになる。そのとき、光ディスクの存在を知っているかどうかが、その後の企業のデータアーカイブ戦略を大きく左右することになるだろう。

パートナー企業情報

株式会社ブロードバンドタワー
〒100-0011 東京都千代田区内幸町一丁目3番2号 内幸町東急ビル
http://www.bbtower.co.jp/

※掲載内容は取材当時(2016年5月)のものです。

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