ビジネスソリューション

TOUGHBOOK導入事例

その他編

  • 導入機種頑丈10.1型PC TOUGHBOOK CF-19
  • 用途 ラリーカー・マネージメント・システム

チーム・アブダビ様

砂埃は舞い、車は跳ねる。過酷なラリー中でも壊れず、
「より速く、よりスマートな走り」を支援するTOUGHBOOK。

砂漠の熱と砂塵に耐えて機能するタフブックは、ラリーの現場では憧れのブランド。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点に、中東ラリー選手権に参戦しているチーム・アブダビ様は、エンジンのマネージメントやラリー・コンピューターとしてTOUGHBOOK CF-19を導入。砂漠という特殊な環境で行われる中東のラリー・フィールドで、TOUGHBOOK CF-19は、熱・砂塵をものともせずノートラブル、ノーメインテナンスで活躍しています。
2007年、10月末に行われた中東ラリー選手権の最終戦に参戦中のチームをお伺いして、お話をお聞きしました。

納入先プロフィール

[納入先]
チーム・アブダビ様
[所在地]
アラブ首長国連邦 マナマ・センター Blk316

灼熱の砂漠地帯を激走する中東ラリー選手権に参戦

今回、中東ラリー選手権の最終戦が行われたのは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ。ヨーロッパからも近く、中東の一大リゾート地として脚光を浴びているドバイですが、高速道路を1時間も走ると、その景観は一変して見渡す限りの砂漠地帯が広がっています。日差しを遮るものなど何もない灼熱の砂の世界。
チーム・アブダビ様は、日本製のラリーカー、スバル・インプレッサを走らせ、中東選手権のトップ・チームとして戦っています。

「しっかり整備されたクローズド・コースを使用するF1などのサーキット・レースと違い、ラリーはある種自然とも戦わなければならない過酷なレースなのです。雨が降ろうと嵐が来ようとほとんど中止になることはありません。そしてこの中東でラリーを戦う時、一番の敵は「砂」です。高性能で精密な機器ほど、みごとにこの砂で壊れる。ところが、TOUGHBOOKだけは壊れないんです」と語るのは、チーム・マネージャーを務めるオーストラリア人のロン・クレメン様。自身、かつては名ラリー・ドライバーとして世界各国を転戦した経験のあるクレメン様が選んだのは、タフブックシリーズの中でもタブレットPCと使用できてモバイル性に優れるTOUGHBOOK CF-19。
2006年の後半から、エンジン・システムのチェックといったメカニカルな用途はもちろん、ラリー・コンピューターとしてラリーカーに搭載してご使用いただいています。

  • TOUGHBOOK CF-19

    チーム・アブダビを支えるTOUGHBOOK CF-19

  • ラリーカー
  • ラリーカー

    砂漠を激走するチーム・アブダビのラリーカー

砂漠の砂をシャットアウトする

最終戦の舞台となったのはドバイの市街から2時間ほどの砂漠と土漠、さらにまるで岩盤がせりあがったような山々の入り混じる荒涼としたコース。競技は、ラリーカーのメンテナンスを行うサービスと呼ばれるポイントを中心に行われます。メカニックたちが作業を行うテントにまで砂が吹き込む劣悪な環境には驚くばかり。ありとあらゆるものが砂まみれでした。

「砂漠の砂は、海岸の砂と違ってパウダーのような微粒子状なので手のひらで握ることすらできません。あらゆる所に入り込んでくるので防ぎようがないのが実情です。ところが、驚いたことにTOUGHBOOKは、その砂を完全にジャッタアウトするんです。とにかく防塵性能が素晴らしい」(チーフ・エンジニア、ドワイト・スコット様)。チーム・アブダビのメカニックが手にしているTOUGHBOOKは、文字通り砂だらけ。キーボードにもコネクターのカバーにもびっしりとこびりついた砂。それをエア・コンプレッサーで吹き飛ばし、ペットボトルの水でざっと洗うと、そのまま何事もなかったように使用されています。

  • ドワイト・スコット様

    サービスでTOUGHBOOKを手にデーターを収集するチーフ・エンジニア ドワイト・スコット様

想像を絶する耐衝撃性能

「TOUGHBOOKが砂漠に強い、というのは使い始めてすぐに分かりました。でも、本当の意味でタフさを知ったのは、ラリーカーに搭載した時です。頑丈なはずのラリーカーでさえトラブルを起こすような過酷なラリーでも、TOUGHBOOKはまったく異常を起こさなかった。これまで使っていたパソコンでは考えられません」とスコット様。

アブダビの街をイメージしたカラーリングのスバル・インプレッサが競技区間を終えて、タイヤ交換やメインテナンスのためにサービスに戻ってくると、メカニックたちがいっせいに作業に取りかかります。車内を覗くと、土埃と砂をかぶったTOUGHBOOK CF-19が助手席側ダッシュボードのコ・ドライバーの使いやすい位置に、カーボン製のブラケットで固定されています。

「11月末の最終戦だからまだましですね。今の時期なら30℃台の気温ですが、これが真夏だと外気温は50℃。車内は70℃以上になります。ラリーカーの座席は、一般車のような厚いクッションはありません。薄いスポンジで覆われているだけです。だから悪路、特に今回のように岩盤がむき出しになったような凸凹の激しい路面ではものすごい衝撃を感じます。にもかかわらず、TOUGHBOOK CF-19はなんの緩衝材も無しにダッシュボードに固定されているだけ。衝撃と振動は言葉ではいい表せません」と競技を終えたばかりのコ・ドライバー(副操縦士)のニッキー・ビーチ様。車載されたTOUGHBOOK FC-19は、コ・ドライバーの強い味方として、ラリーに必要な様々なタイム計算などに利用されています。

  • ラリーカーに搭載されたTOUGHBOOK

    ラリーカーに搭載されたTOUGHBOOK

  • ニッキー・ビーチ様

    コ・ドライバーのニッキー・ビーチ様

PanasonicのTOUGHBOOKはエンジニアの憧れのブランド

チーム・アブダビがTOUGHBOOK CF-19を車載機として使用するようになったきっかけは、世界プロダクション・カー・ラリー選手権(PCWRC)に参戦し、すでに車載機として活用していた日本のチームの薦めでしたが、TOUGHBOOKの存在はすでに知っていたそうです。

「F1と並ぶモーター・スポーツのトップ・カテゴリーである世界ラリー選手権(WRC)で活躍するエンジニアたちの間では、TOUGHBOOKは憧れのブランドなんです。クルマが様々なセンサーや電子制御によってコントロールされるようになった今、コンピューター無しではメンテナンスが出来ません。競技の世界では、たとえばPCを使ったほんのわずかな燃料の噴射量の調整が勝敗を分けます。だからエンジニアたちは常に、今クルマがどんな状態なのかを知るために頻繁にPCでデーターを収集し、必要とあれば瞬時に微調整します。このようにデータはチームの勝敗を分けるほど重要なものなのです。秒単位を争う競技中の作業ならなおのことです。そのせっかく蓄積したデーターが万一消失してしまったとしたら大変なことになります。だから現場で使うノートPCは、第一線で活躍するエンジニアにとってそれまでの努力の積み重ねそのものであり、かけがえのないパートナー。エンジニアのノートPCは壊れてはいけない。ボクたちエンジニアがTOUGHBOOK に憧れるのはそのため。たとえ他のPCの3倍近い値段がしようとも、自分でお金を払おうともTOUGHBOOKを使いたいのです」(チーフ・エンジニア、ドワイト・スコット様)。

これからもPanasonicのTOUGHBOOK CF-19がチーム・アブダビ様を勝利へと導いて行くことでしょう。

(2008年2月)

  • チーム・アブダビのメカニックたち
  • チーム・アブダビのメカニックたち

    サービスで作業を行うチーム・アブダビのメカニックたち

(2008年2月)

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