ビジネスソリューション

TOUGHBOOK導入事例

保守・メンテナンス業編-Utility-

  • 導入機種頑丈10.4型PC TOUGHBOOK CF-18
  • 用途浄化槽管理システム

藤野興業株式会社様

地域の暮らしに欠かせない浄化槽の点検・管理をIT化。
スタッフ用モバイルPCに、水に強いTOUGHBOOKを採用。

大阪南部を中心に、下水関連施設のメンテナンス等の事業を展開されている藤野興業株式会社様。浄化槽の維持点検業務に『浄化槽管理システム』を構築し、業務のIT化を推進。作業の品質・信頼性が向上し、富田林市のPFI*事業の受託にもつながりました。このシステムでは水濡れなどを考慮して、スタッフが携帯するモバイルPCに、TOUGHBOOK CF-18が採用されています。
*PFI:Private Finance Initiativeの略。民間の資金や技術力、経営力などを活用して、公共施設等の建設、維持管理、運営等を実施する手法

  • 使用イメージ

納入先プロフィール

[納入先]
藤野興業株式会社様
[所在地]
本社:大阪府富田林市山中田町1-11-8
[ホームページ]
http://fujino-kougyo.co.jp/
[納入窓口]
株式会社ジーテック
http://www.gtec.co.jp/
藤野興業株式会社様 本社

地域に密着し、暮らしの安全・安心を守る事業を幅広く展開

1965年に創業された藤野興業株式会社様。事業分野は幅広く、一般廃棄物の収集・運搬から、下水道管の調査・補修・更生工事、浄化槽の清掃・維持管理、資源リサイクルと、地域の安全・安心な暮らしを支える事業を展開されています。

「競合は多数ありますが、当社はそれぞれの事業において、長年の実績を基盤に確かな技術力とノウハウを蓄積しており、それらを活用することで、他社との差別化を図っています」(藤野興業株式会社 専務取締役 片山敏様)

  • 片山様

    浄化槽維持管理事業の指揮を執る、藤野興業株式会社 専務取締役 片山様

浄化槽の維持管理をIT化。業務の正確性を向上

事業の柱のひとつである「浄化槽の維持管理業務」においては、近年、IT化を積極的に推進しておられます。

浄化槽を適切な状態に維持するためには、法定検査のほかに、藤野興業様のような専門技術を持つ企業が年に数回点検を行い、状況に応じて、清掃などの処置を施すことが必要です。点検項目は、目視で行うものから、試薬や検査器具を使うものまで、多岐にわたります。

藤野興業様が、ITの本格的な活用を検討されたのは2004年。その時点で管理されていた合併浄化槽の数は、約800基に達していました。当時は顧客管理にパソコンを使っていたものの、IT化は進んでおらず、検査結果は帳票に手書きで記録していました。そのため、様々な問題がありました。

<手書き帳票による管理の問題点>
・記録形式がまちまちで、後で読みづらい。
・帳票のファイリングに手間がかかり、保管スペースも必要になる。
・過去の記録を調べる際、ファイルから探さねばならず、手間と時間がかかる。

藤野興業様ではこれらの問題を解消し、業務の品質・信頼性の向上をはかるため、顧客管理以外の業務にもITの活用を拡げることを決定されました。そこで導入されたのが、『浄化槽管理システム』です。

このシステムでは、顧客情報として登録された浄化槽のデータから、該当月に訪問する先を自動的に抽出し、一覧表を作ることができます。その表をもとに、最も効率の良い作業スケジュールが組め、作業の漏れも防げます。

点検スタッフはモバイルPCを現場に携帯し、点検結果をその場で入力。作業内容の記録から、金額の自動計算、過去の点検結果の参照、顧客毎の作業履歴の確認が簡単に行えます。

データは本社で管理され、業務のチェックに使われるほか、行政から義務づけられている報告書の作成にも活用されます。

システム導入により、多数の浄化槽を効率よく点検することが可能になりました。また、行政への報告書も、短時間で作成できるようになっています。

中心となるソフトウェアには、株式会社ジーテック様が開発した浄化槽管理のパッケージソフト『ミスターアクアモバイル』を採用。さらにジーテック様は、システム構築から運用全般まで、関わっておいでです。

「この業種では、財務・経理などにパソコンを活用している例は多いのですが、藤野興業様のように、本業のIT化にまで積極的に取り組んでいる事例はまだ少なく、先進的な取り組みだと思います」(株式会社ジーテック 取締役専務 鍵川晴宗様)

  • 貴志様

    浄化槽管理システムの統括者である、環境管理事業部主任 貴志様

  • 鍵川様(右)と宮田様(左)

    TOUGHBOOKの頑丈さを高く評価された株式会社ジーテックの鍵川様(右)と宮田様(左)

点検時に使用するモバイルPCに、水に強いTOUGHBOOKを採用

点検スタッフが現場で使うモバイルPCには、TOUGHBOOK CF-18が採用されました。

<TOUGHBOOK CF-18の採用理由>
(1)防滴設計で、水濡れに強い
浄化槽の点検作業時、PCに水がかかってもトラブルが起きにくい。

(2)振動に強く、車で気軽に持ち運べる
車で現地へ向かう際、車内にそのまま置いて運んでも故障の心配が少ない。

(3)画面が大きく、屋外での視認性も良い
大きな画面サイズで見やすく、太陽光の下でも画面が明るく、文字が見やすい。

「PDAなど小型の端末や、一般的なパソコンをお使いになる企業もありますが、汎用性、トラブル・故障防止の面、画面の見やすさの点から、TOUGHBOOKを推薦しました」(株式会社ジーテック ソリューションシステム 事業部次長 宮田典和様)

浄化槽点検の現場では、TOUGHBOOKが常に作業者の側にあり、道具のひとつとして、すっかり定着していました。点検スタッフの間でも、TOUGHBOOKの評判は上々とのことです。

「タッチペンによる入力で、手書きよりも早く記録ができると好評です。TOUGHBOOKを使う担当者は、パソコンに親しんでいる40歳未満の若手が多いせいか、導入もスムーズでした」(藤野興業株式会社 環境管理事業部主任 貴志幸太郎様)

  • 防滴性が確保されているTOUGHBOOK

    水を使用する現場でも、防滴性が確保されているTOUGHBOOKなら、安心して使えます

  • TOUGHBOOKを助手席に置き、点検現場へ

    TOUGHBOOKを助手席に置き、点検現場へ。 クルマの振動に耐え、トラブルなしの実績

  • 画面サイズや屋外での視認性を評価

    画面サイズや屋外での視認性を評価し、端末として選択

富田林市浄化槽整備推進事業で、PFI事業を受託

藤野興業様が、浄化槽の維持管理業務にIT化を推進されたのと同じ時期に、地元の富田林市では「新富田林市生活排水対策基本計画」を策定し、浄化槽整備推進事業の導入を決定。2005年7月には同事業にPFI方式を採用し、民間業者に事業を委託する方針が発表されました。
そして審査の結果、浄化槽の維持点検業務を行う事業者として、藤野興業様が選ばれました。

市が公表したPFI事業者の募集要項には、「市が本事業の実施状況を一元的に管理できるコンピューターシステムを構築し、PFI事業者の費用で市に提供するものとする。また、システム構築においては、市の要求に応じること」という内容要件があり、藤野興業様が既にシステムを稼働させていたことが、高い評価に結びついたものと考えられます。

現在は、藤野興業様が設立したPFIの受託会社、株式会社FJS様が、富田林市から440基の保守点検を受託されています。

正確なデータを素早く提供。信頼性の高い情報公開にも貢献

FJS様が提供した浄化槽の点検データは、富田林市によって「浄化槽設置基数及び達成率」「放流水質(BOD)の状況」をはじめとするグラフに加工され、市のwebサイトで公表されています。市が事業の実施状況や水質改善効果を情報公開することで、市民にとっても事業の進捗や効果が理解しやすい体制となっています。

「浄化槽管理システムで、業務の合理化、標準化を図ることができました。さらに信頼性の高い管理を実現したことで、PFI事業の受託にもつながりました。

PFI事業では明確で素早い報告を行うことができ、行政も我々が提供したデータを活用することで、市民へ説明責任を果たせていると思います。当社とFJSは、これからも浄化槽管理システムの適切な活用を通じて、地域の暮らしの安全・安心の下支えをしていきたいと考えています」(片山様)

(2009年8月)

  • 入力はタッチペンで

    入力はタッチペンで。「操作しやすい」と好評です

(2009年8月)

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