ビジネスソリューション

TOUGHPAD導入事例

医療・福祉業編-Hospitality-

  • 業種一般病院
  • 導入機種頑丈5型ハンドヘルド TOUGHPAD FZ-X1、頑丈4.7型ハンドヘルド TOUGHPAD FZ-N1
  • 用途医療業務支援

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岩手県立病院様(8病院)

「三点認証」や電子カルテへの入力支援で看護業務をサポート。
バーコードやNFCのリーダーを備えた便利な一体型端末。

岩手県の基幹病院として地域医療の中心的役割を果たす岩手県立病院様では、近年電子カルテシステムの導入が進み、診療記録の一括管理などによる医療の充実を目指されています。その電子カルテと連動し看護師業務を支援する端末として、頑丈5型ハンドヘルド TOUGHPAD FZ-X1、並びに頑丈4.7型ハンドヘルド TOUGHPAD FZ-N1が県内の8病院で導入されています。端末には、株式会社アイシーエス様(以降、ICS様)が提供する電子カルテシステム「iMedic/K」と連動する端末用システム「iMedic for タブレット」を搭載。日常の回診時、投薬時などに活用されています。具体的に医療現場でどのようにTOUGHPADを活用されているのか、FZ-X1を導入された岩手県立釜石病院様(以下、釜石病院様)にお聞きしました。
※タブレットなどの携帯情報端末にインストールすることで、電子カルテの閲覧・入力のほか、携帯情報端末で撮影した写真をカルテに登録することなどが可能な医療業務支援アプリケーション。

  • 岩手県立釜石病院
  • バーコード読み取り

    (写真上、左:FZ-X1)電子カルテの入力やバーコード読み取りなどがベッドサイドで手軽に完了。

  • ポケットに入るサイズ感

    (写真右:FZ-N1)ナース服のポケットに入り、女性でも扱いやすいサイズ感が看護師の好評を得て、導入数が年々増加。

  • 坪井 忠和 様岩手県立釜石病院
    看護師長
    坪井 忠和 様
  • 阿部 真吾 様岩手県立釜石病院
    医事経営課 主査
    阿部 真吾 様
  • 今井 光彰 様株式会社アイシーエス
    医療情報システム部 医療情報SIグループ 主査
    今井 光彰 様
  • 三浦 寿元 様株式会社アイシーエス
    医療情報システム部 医療情報SIグループ 主査
    三浦 寿元 様

【導入実績】岩手県内の多数の病院で、TOUGHPAD FZ-X1、FZ-N1が続々と導入され、活躍しています。(2017年4月現在)

FZ-X1
釡石病院 様 / 宮古病院 様 / 二戸病院 様

FZ-N1
大船渡病院 様 / 胆沢病院 様/ 千廐病院 様 / 大槌病院 様 / 山田病院 様

導入の背景

投薬時の人的エラーを防ぐ「三点認証」用端末として導入。
現場の看護師から圧倒的支持で決定。

釜石病院様では医療業務の効率化と医療事故防止のために電子カルテシステムを導入。同時に、電子カルテと連動させて使うハンディ情報端末としてFZ-X1を採用されました。FZ-X1の用途として特に期待されていたのが、「三点認証」の実施。
これは、投薬ミスなどを防止するための手法で、患者情報を管理するバーコードと薬剤のバーコード、そして看護師の職員証のバーコードを端末で読み込み、内容をシステムで確認するというものです。釜石病院の看護師長である坪井様は、三点認証の導入背景についてこう語ります。

「医療事故の中でも、投薬時のミスによる事故は発生頻度が比較的高く、人的エラー防止のために三点認証の導入が全国的に進んでいます。当院では電子カルテの導入にあたって三点認証の導入も決めていましたから、パソコンと連動できてバーコードが読み取れる端末が必要でした」。

そこで、釜石病院様に電子カルテシステムを提供されたICS様がTOUGHPADを提案。ICS様は選定理由をこのように仰います。
「TOUGHPADは、バーコードリーダーとNFCなどを標準装備しているのが魅力でした。以前に導入したPDA等の端末はBluetoothによるバーコードリーダーの連携が勝手に外れることがありますが、一体型のTOUGHPADはそれがありません。また、医療現場ではリストバンドなど、表面が歪曲したバーコードを読むことが多いので、読み取り精度も重視しましたね」。

提案を受けた坪井様は、そのほか数種類の端末も候補としながら病棟内で協議を行われたそうです。
「私自身は、堅牢性や拡張性からもう一回り大きい7型のTOUGHPADを推薦していましたが、実際に現場で使用する看護師の意見を尊重しました。その結果、スマートフォンと同じように使えることが圧倒的に支持され、5型のFZ-X1に決まったのです」。
ICS様によれば、このようなFZ-X1のメリットを備え、かつ軽量型のFZ-N1については、「女性でも片手で扱いやすい」としてさらに導入実績が増加しているということです。

導入のポイント

  • ポイント1

    バーコード、NFCが読める
    一体型端末

  • ポイント2

    衝撃や汚れ、水濡れに強い
    耐衝撃・防水仕様

  • ポイント3

    一般のスマートフォンと
    同じように使える操作感

導入のメリット

簡単操作で、バーコードを迅速・正確に読み取り。
病棟はもちろん、外来の健康診断でも活躍。

釜石病院様では、1病棟に10台、4病棟で合計40台のFZ-X1を導入されました。現在はノートパソコンとFZ-X1を併用して、電子カルテシステムを運用されています。期待されていた三点認証での使用について、現場の看護師の方からは読み取りがスムーズと好評です。
「私はほかの病院で、別の読み取り端末を使ったことがありますが、その端末では上手くバーコードが読めないということがよくありました。ですがFZ-X1は、ビニールのカバーに入った職員証もすぐ読めますね」。

ほかにも、色付きのクリアファイルに入った書類のバーコードもスムーズに読み込めるなど、高い読み取り精度が現場の効率化と事故防止に貢献しています。また、釜石病院様ではFZ-X1に医療用語辞典をインストールしているため、コメントの入力も手軽にできて便利だそうです。ベッドサイドで看護師の方が何か気づいた際、電子カルテに短いコメントを手軽に入力できるのが良いと坪井様は仰います。

「特に若い看護師にとっては、フリック入力になじみがありますから、入力がしやすいようです。当初、FZ-X1は三点認証用の端末と考えていたのですが、電子カルテの入力など予想以上に便利というのが正直な感想ですね。簡単な入力や夜勤などで静かに使いたいときはFZ-X1、長文の入力などじっくり使う時にはノートパソコンを使うというように、シーンによって看護師が自然と使い分けしています。また看護師は、教える前からカメラ機能も使いこなしていて、褥瘡の記録など、デジタルカメラ代わりに使っているようですね」。

病棟での使用に加え、外来でもFZ-X1が予想以上に活躍しているといいます。中でも、「クリニカルパス」を実践できることに驚かれたそうです。クリニカルパスとは、従来なら医師が都度オーダーしていた検査や処置の手順を、一連のプロセスとして標準化すること。検査や軽い処置など、ある程度プロセスが決まっているものは毎回オーダーを作るのではなく、フォーマットに従って処置を行うことで業務を効率化でき、標準化によって治療の水準を一定に保つことが可能になります。坪井様はうれしい誤算、と仰います。

「当院では外来の検査のプロセスをFZ-X1に送信し、看護師が検査項目を確認したり、検査結果を入力できるようにしています。導入前は、結果の入力などは近くの部屋にあるパソコンを使って…と考えていたのですが、FZ-X1なら看護師が患者さんに付き添いながら患者さんの側で入力できるので、非常に助かります」。

現場の看護師の方からは、
「電子カルテを導入すると、“看護師さんはずっとパソコンに向かっている”と患者さんに思われるのではというイメージがあったのですが、これなら患者さんの様子を見ながら入力できて良いですね」という声も上がりました。

  • 専用機と同じ精度のバーコードリーダー

    専用機と同じ精度のバーコードリーダーで、リストバンドや薬剤のパッケージなどの歪曲したバーコードもスムーズに読み取り。

  • クリニカルパス

    釜石病院様では外来での検査業務でもFZ-X1を活用。検査項目を表示したり結果を入力するなど、「クリニカルパス」を実践。

  • 導入メリット1

    データ入力・確認の正確性を高め
    人的エラーを防止

  • 導入メリット2

    業務効率化により
    看護師の負担を軽減

  • 導入メリット3

    電子カルテ運用をスムーズにし
    患者とのコミュニケーションを増加

TOUGHPADを活用したこれからの展望

TOUGHPADによる効率化を進めることで、
より患者様とのコミュニケーションを増やす。

坪井様によれば、釜石病院様では今後さらにFZ-X1の活用範囲を広げ、業務の効率化を図ることを構想されています。

「実際に使用してみて、業務の中でFZ-X1を活用できそうな場面がほかにも多々あると感じました。職員の負担を減らすだけでなく、標準化による医療の質の向上や患者様と向き合うための時間を増やすためにも、FZ-X1を使ってさらなる業務の効率化を進めたいと思います」。

また「iMedic for タブレット」ではNFC搭載医療機器との連携も可能であることから、岩手県立病院の各病院様ではその機能の活用も検討されています。

  • NFC 対応の体温計や血圧計などと連動

    NFC対応の体温計や血圧計などと連動させ、バイタル計測を自動化することも可能です。

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