ビジネスソリューション

TOUGHBOOK導入事例

医療・福祉業編-Hospitality-

  • 導入機種頑丈10.4型PC TOUGHBOOK CF-H1
  • 用途訪問看護アセスメント支援システム

セントケア・グループ様

ワイヤレスWANで訪問先からSaaS型システムに直接アクセス。
訪問看護の質と収益の向上にタフブックCF-H1が貢献。

訪問介護・看護をはじめ、多様なヘルスケアサービスを全国各地で提供されているセントケア・グループ様。SaaS*型訪問看護アセスメント支援システム『看護のアイちゃん』を使用し、看護師がお客様*宅に携行する端末としてTOUGHBOOK CF-H1をご導入。看護アセスメントの標準化と業務の効率化を図られ、お客様へのケアの質的向上を実現されています。
*SaaS(サース:Software as a Service):サービス提供者のサーバーコンピューター上でソフトウェアを稼働させ、ユーザーはインターネット等を通じて利用する方式のこと。
*セントケア・グループ様では「おもてなし」の心を大切にするという想いをこめて、患者様のことを「お客様」とお呼びしています。

  • セントケア・グループ様

納入先プロフィール

[納入先]
セントケア・グループ様
[所在地]
セントケア・ホールディング株式会社様
東京都中央区京橋2-8-7
読売中公ビル5F
[ホームページ]
http://www.saint-care.com/
お客様の状態を確認しながら入力する訪問看護師

福祉コミュニティを創造し、人々に生き甲斐と喜びを

セントケア・グループ様は、全国に365箇所(2010年9月末日現在)に拠点を展開する総合ヘルスケアサービス企業。介護・看護を通じ、温かい心で満たされるコミュニティと、感謝の心、生きる喜び、そして命の尊厳を守る『心の産業』の創造を目指して、人々の福祉向上に努めておられます。

セントケア・グループ様が提供する多彩なサービスの中でも、特に先進的な取り組みと注目されるのが「訪問看護のアセスメントの標準化」です。同社は1999年10月、民間企業初の訪問看護ステーションを横浜に開設し、以降、全国各地にステーションを展開してこられました。

お客様の居宅を訪問し、どの看護師でも同じように質の高い看護ケアを提供することによって、住み慣れた我が家で療養生活を送ることを可能とし、お客様のクオリティ・オブ・ライフ向上に大きく寄与されています。

CF-H1の活用で「お客様には適切な対応を」「看護師には安心を」

訪問看護師は人の命を預かる厳しい業務を現場(お客様宅)では一人でこなさねばならず、非常に大きな緊張感がかかります。

セントケア・ホールディング様は、訪問看護の現場のノウハウを基に、

・お客様には適切な対応を行える
・看護師には大きな安心感を与える

ことを目的に、名古屋大学の山内豊明教授と新しいアセスメント手法を確立しました。そして業務の効率化を目指しSaaS型アプリケーション『看護のアイちゃん』の開発を行いました。

訪問先からこのシステムにアクセスするために選ばれたのが、TOUGHBOOK CF-H1です。

「自転車や自動車での移動が常の訪問看護。これに耐えるうる頑丈なボディを備えていること。パソコンの素人でも、タッチ操作で簡単に使えること。アルコール等で消毒して清潔に保てること。持ち運びやすさなどから、CF-H1がベストと考えました」(セントケア・ホールディング株式会社 訪問看護事業部 課長 吉村奈央様)

  • 吉村奈央様

    セントケア・ホールディング株式会社
    訪問看護事業部 課長 吉村奈央様
    「経験が浅い看護師でも、看護アセスメントの視点がぶれることなく看護できるようになりました。」

内蔵通信機能を用い、お客様宅から看護アセスメントを実施

三鷹市に設置されている拠点「訪問看護ステーション三鷹」では、2009年12月から5台で運用をスタートしました。

TOUGHBOOK CF-H1には、NTTドコモのFOMA® HIGH-SPEEDを使う通信モジュールが内蔵されています。看護師はこの通信機能を利用して、お客様の居宅からデータセンターにある訪問看護支援システム『看護のアイちゃん』にアクセスします。

測定したバイタルサインの数値や容態等を元に、画面に表示されたフローチャートをたどって、看護アセスメントを行います。

「標準化された看護診断により、どの看護師でも同じ視点で対処方法を導きやすく、無理なく事業所全体の訪問看護の質を高めることができるようになりました」(セントケア東京株式会社 セントケア訪問看護ステーション三鷹 管理責任者 看護師 臼田志緒様)。

  • 臼田志緒様

    セントケア東京株式会社 セントケア訪問看護ステーション三鷹 管理責任者 看護師 臼田志緒様
    「リアルタイムに入力・参照できるので、転記作業から開放され、時間短縮と正確性の向上に大きな効果がでています。」

「看護のアイちゃん」は、看護師の育成や確保にも貢献

『看護のアイちゃん』とCF-H1の導入によって、どの看護師も標準化されたアセスメントをお客様宅で行えるようになりました。

「新人看護師でも、臨床経験の豊富なベテランや専門看護師に匹敵するアセスメントの視点が持てるようになったことは大きいですね」と、吉村様は評価されています。

「操作も簡単で、画面に表示されるチャートに従って、イエスかノーか判断をして進んでいくだけで、適切なアセスメントが実施できます」(吉村様)

これにより、訪問看護師の精神的負担を大きく取り除くことができ、新人の即戦力化や、出産や育児などでブランクのある有資格者を看護現場に復帰させやすくすることができ、絶対的に不足している訪問看護師の確保にもつながると考えておられます。

  • 『看護のアイちゃん』画面

    『看護のアイちゃん』画面。チャートをたどっていくだけで、適切な看護アセスメントを実施できます。

業務の効率化はもちろん、事業所収益の向上も実現

多忙な看護業務。限られた時間の中でお客様へのケアに注力するためには、業務の効率化が欠かせません。

「システム導入前の訪問看護ステーションでは、お客様のもとを訪ねる前に、看護カルテなどを参照して情報をまとめるという膨大な事前作業が必要でした」(臼田様)

ステーションに帰ってから、訪問先で手書きした1日分の記録をデスクトップPCに入力する作業も負担になっていました。

現在では、訪問中にリアルタイムで『看護のアイちゃん』に記録できるので、訪問介護ステーションに戻ってからの作業のほとんどが不要になりました。翌日に向けての事前準備も、簡単な確認作業をする他は、CF-H1を充電しておくだけで完了します。

以前のような、訪問記録表への手書きなどの無駄な時間がなくなり、転記ミスという重大な事故を防げるようになりました。また、セキュリティの面でも、SaaS型アプリケーションなので本体側にはデータが残らず、安心して使用することができます。

これは、業務の効率化、勤務時間の削減にとどまらず、より多くのお客様を受け入れることができるようになり、経営効果(収益の向上)ももたらせました。

  • システム導入前は、訪問前に情報を抜き出してメモ、訪問時に記録(メモ)

    システム導入前は、訪問前に情報を抜き出してメモ、訪問時に記録(メモ)、戻ってからPCに入力と二重三重の手間でした。

  • CF-H1でスマートに情報共有が可能に

    ステーションのテーブルからカルテの山が消え、CF-H1でスマートに情報共有が可能に。

  • 帰所後は、本体を保管庫に片付け充電するだけ。

    帰所後は、本体を保管庫に片付け充電するだけ。

医療現場に拡がるコンティニュアにも対応。CF-H1の先進機能が要に

訪問看護ステーション三鷹での実証結果を元に2010年春から全拠点へ拡大。

SaaS型システムのため、初期投資も少なく、このように効果を確認しながら、小さなステーションでも1台から導入でき、規模に応じて大きくすることがコスト的にも手間的にも非常に容易というメリットがあります。

また、コンティニュア規格*にも対応。血圧計や体重計を用い、お客様のバイタルサインを測定すれば、その数値と時刻は、Bluetooth® 通信で瞬時にCF-H1に自動転送され、それぞれ所定の欄に入力されるような運用も可能です。これにより更に現場業務の効率化を図れ、データの正確性も担保されます。

今後、コンティニュアで結ばれる機器は、さらに拡がっていくものと期待されています。コンティニュア規格にも対応しているTOUGHBOOK CF-H1は、これからの時代の看護に欠かせない端末として、今後ますます医療現場の利便性・安全性の向上に大きく貢献していくことでしょう。

*コンティニュア:コンティニュア・ヘルス・アライアンスによって制定された、健康管理機器の通信標準規格。

  • CF-H1とコンティニュアに対応した血圧計、体重計

    CF-H1とコンティニュアに対応した血圧計、体重計

  • 血圧計で測定した数値は、瞬時にCF-H1に転送されフォームの所定欄に入力

    血圧計で測定した数値は、瞬時にCF-H1に転送されフォームの所定欄に入力されます。

看護のアイちゃん

提供:セントワークス株式会社
http://www.saint-works.com/
https://nurse-ai.jimdo.com/

(2011年3月)

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