トレレボリ・エマージェンシー・サービス様
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レスキュー隊員の救助活動サポート
タフパッド FZ-G1で救助現場の状況を迅速・的確に共有。どんな現場でも使える頑丈性能と多彩な機能が大活躍。
トレレボリ・エマージェンシー・サービス様(以降、TES様)は、業務の大幅な改善と合理化を目的とし、従来のITサポートに替えて、パナソニックのタフパッド FZ-G1を導入しました。TES様にとって、タフパッド FZ-G1は、それまで使っていたシステムとの互換性が高く、操作面でのメリットがありました。加えて、レスキュー・チームと本部指令センター間のやり取りがより迅速でスムーズになるコミュニケーション面の機能の高さも大きな魅力でした。タフパッド FZ-G1を導入してからというもの、どんな悪天候にも左右されないワイヤレス技術によって、様々な問題への対処と解決ができるようになりました。
トレレボリ・エマージェンシー・サービス様(スウェーデン)

導入の背景

使い始めて、すぐに良さを実感。探し求めていた「理想どおり」のタフパッド FZ-G1。

TES様は、約10万人が居住するトレレボリ市、ヴェーリンゲ市、スクループ市という3つの自治体に向けて、レスキューサービスを展開しています。8チームあるレスキュー・チームは、緊急時にいつでも対処できる体制をとっています。TES様の拠点であるトレレボリ市には、フルタイムの専任レスキュー・チームとチーム長が常に待機しています。この専任レスキュー・チームはSOSアラームを受信すると、90秒以内に出動します。
レスキューサービスの主な業務は、緊急事態に直面し困っている市民に対し、迅速かつ的確に救助を行うこと。さらに、可燃物や爆発物のような取り扱い危険製品の許可申請、管理、処理といった、事故防止を目的とした数多くの業務もこなしています。また、地区計画にも参画し、区域内の住民が安全に暮らせるように、火災やその他、家庭内での事故をどのように防いでいくか、防災情報を提供しています。

TES様は本部指令センターと救助活動の現場との間で、いかに迅速でスムーズに情報をやり取りできるかという連携強化を最も重要な課題として考えており、組織の合理化とデジタル化の促進について試行錯誤を繰り返してきました。レスキュー・チーム長のマルティン・フォン・ゲルッテン氏は、組織の合理化とデジタル化の促進には、どんな現場でも使え、また雪や雹、突風といった悪天候にも耐えられる、タフで頑丈なモバイル・タブレットを探し出すことが必要不可欠だと考え、タフで頑丈なパナソニックのモバイル・タブレット、タフパッド FZ-G1を見つけるまで、モバイル・タブレット市場をかなり探し回ったそうです。
ゲルッテン氏は使い始めてすぐに、タフパッド FZ-G1の良さを実感し、「これで仕事の質が大幅に向上し、作業の効率化が図れるに違いない!」との確信を持たれました。
タフパッド FZ-G1があれば、どんな時でも、本部指令センターとのやり取りやTES様の管理システム“ダイダロス”への接続が非常にスムーズで、接続が途切れることなく、常に連絡が取り続けられるというのがタフパッド FZ-G1を高く評価している理由です。
ゲルッテン氏は、タフパッド FZ-G1のデフォルトの機能に加えて、ナビゲーション、コントロール、マップの3つの機能を追加し、ほぼ「理想どおり」のタフパッド FZ-G1になったと、大変喜んでおられます。次は、描画機能をインストールして、「完璧な」タフパッド FZ-G1にするそうです。

写真:FZ-G1使用イメージ

導入のメリット

多彩な機能が救助活動をサポート

タフパッド FZ-G1は救助活動時に様々な役割を果たしています。例えばマップの機能。救助活動中、ガス網はどこを張り巡らされているのか、点在する消火栓がどこにあるのか、その位置を正確に把握することができます。また、この土地の所有者は誰なのか、ここの道路の管理者は誰なのか、現場ですぐに必要となる情報をすばやく検索することも可能です。そして、TES様の内部システムと連携して、タフパッド FZ-G1は優秀な通信ツールとして機能します。レスキューサービス用の移動通信システム“TETRA”を制御し、アラームデータをはっきり見やすくモニター画面に表示します。高い視認性を持ったタフパッド FZ-G1はモニター端末としても非常に優れています。

救助車両にはTES様独自のWi-Fiネットワークが搭載されているため、“TETRA”へも、タフパッド FZ-G1からすぐに接続できます。特に、車両が救助現場へ向かう時、タフパッド FZ-G1の分かりやすいボタンと見やすい画面が、非常に役に立つとレスキュー隊員に大好評を得ています。また、タフパッド FZ-G1は車両の中ではカーマウンターにしっかりと固定でき、救助現場では簡単に取り外して、レスキュー隊員が携帯できます。車両で移動中、タフパッド FZ-G1は、ナビをしたり、本部指令センターへ情報を送信したり、様々な用途で大活躍しています。1対1の通信に限らず、1対多数や多数対多数という通信への変更も簡単です。また、タフパッド FZ-G1は非常に頑丈なので、雨、寒さ、熱など、どんな過酷な条件の救助現場でも気兼ねなく、使うことができます。また、レスキュー隊員たちが現場で使用する際に、手袋をはめたままで操作できるというのも便利で安全なポイントです。

写真:FZ-G1使用イメージ
写真:FZ-G1使用イメージ

TOUGHPADを活用したこれからの展望

現場のリアルタイムの情報が、的確で迅速な救助につながる。これからも信頼できる“相棒”役として期待。

タフパッド FZ-G1にあらかじめ、プリインストールされている機能の中でも特に、カメラ機能がレスキューサービスで重要な役割を果たしています。無線の連続接続が可能なため、現場の写真データを直ちに指令センターへ転送することができます。
無線の連続接続によって、本部指令センターにリアルタイムで現状を報告し、情報を共有できることによって、救助活動は非常にスムーズに行えるようになりました。タフパッド FZ-G1は、「5階建てのビルの写真を転送したい」、「上空からこのエリアがどう見えるのか、グーグルマップのスクリーンショットを送信したい」など、細かなニーズにも応えてくれます。タフパッド FZ-G1のこういった機能によって救助車両は、現場まで向かう道路はどれが最適なのか、いち早く正確に見つけることができるようになりました。現場のレスキュー隊員はもちろん、現場から遠く離れた本部指令センターのオペレーター、すべての担当者が状況を把握し、情報を共有することができます。このことにより、的確で機敏な判断につながり、一貫性のある救助活動を行うことができます。また、何か有害物質を飲み込んでしまったというような誤飲事故が起きた場合でも、過去に同様の事例がなかったか、スウェーデンや海外ではその時、どういう対処をしたのかという情報を即座に知ることができるのです。

ゲルッテン氏は、勤務中、常にタフパッド FZ-G1を携帯しています。どんなに過酷な現場でも、タフパッド FZ-G1は、本部指令センターとの通信、書類や写真データの送受信、現場で必要な情報の迅速・的確な検索など、救助活動を全面的にサポートします。今日もタフパッド FZ-G1は、ゲルッテン氏の信頼できる“相棒”として大活躍です。
現在、TES社様は、より良い救急サービスを目標に、タフパッド FZ-G1をさらに導入したいと考えています。

写真:FZ-G1使用イメージ

関連機器・サービス

製品写真:FZ-G1

頑丈10.1型タブレッドタフパッド FZ-G1