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2011年2月23日

高画質プロキシとワイヤレスネットワーク対応でP2HDワークフローが更に進化　P2カムAJ-HPX3100G用新オプション、ビデオエンコーダーボードとワイヤレスモジュールを発売。 全米放送機器展示会「NAB2011」に出展
品　名 ビデオエンコーダーボード ワイヤレスモジュール アップグレード・ソフトウェアキー
品　番 AJ-YDX30G AJ-WM30 AJ-SFU3100
本体希望小売価格(税込) 210,000円（税抜：200,000円） 15,750円（税抜：15,000円） 157,500円（税抜：150,000円）
発売時期 2011年3月発売 2011年4月発売 2011年4月発売

 

パナソニック株式会社は、昨年10月に発売を開始した「P2HD」シリーズのメモリーカード・カメラレコーダーAJ-HPX3100Gの新オプション、ビデオエンコーダーボードAJ-YDX30Gを2011年3月より、ワイヤレスモジュールAJ-WM30を4月より順次発売します。

ビデオエンコーダーボードAJ-YDX30Gは、P2カム AJ-HPX3100Gに装着することで、従来より高解像度・高音質のファイルフォーマットをサポートしたプロキシデータ※1をP2カードおよびSD/SDHCメモリーカードに記録できます。またオフライン編集においても映像のクォリティが判断できることで、作業効率を向上します。
一方、ワイヤレスモジュールAJ-WM30をAJ-HPX3100Gの内蔵端子に装着することにより、ワイヤレスLAN接続が可能※2になります。PCやモバイル機器でP2カムのメタデータの入力と編集が可能です。
操作は汎用ブラウザにより特別なソフトウェア無しでも行えます。
これらのオプションをP2カム AJ-HPX3100Gを組み合わせることにより、メタデータやモバイル機器を活用して映像制作のワークフローをより高速化・高効率化することができます。

なお本製品を、4月11日から14日まで米ラスベガスで開催される全米国際放送機器展「NABショー」のパナソニックブース（Central Hall 3／C3707）に出展しています。

●ビデオエンコーダーボードAJ-YDX30Ｇの特長 ●ワイヤレスモジュールAJ-WM30の特長
1． P2カードとSDメモリーカードに高解像度プロキシ映像の記録が可能。
2． 最高960×540の高画質、音声もLPCMに対応。4モードから画質を選択可能。
1． ワイヤレスLAN（EEE802.11b/g）で「P2カム」とPC・モバイル機器を接続。
2． 汎用ブラウザでカメラ側に記録されたサムネールやメタデータの表示、テキストメモの入力に対応。プロキシ映像の視聴も可能。
※ 1：プロキシデータとは低解像度動画と音声のAVデータにタイムコード、メタデータなど管理情報が付随したファイルデータです。
Use of DCF Technologies under license from Multi-Format, Inc.
※ 2：本オプションを使用可能にするには以下の手順が必要です。
：①アップグレード・ソフトウェアキーAJ-SFU3100を購入。②当社ウェブサイトでアクティベーションコードを入手。③コードをAJ-HPX3100Gに入力して機能ロック解除。

 

【ビデオエンコーダーボードAJ-YDX30Gの特長】

１．P2カードとSDメモリーカードに高解像度プロキシ映像の記録が可能。

P2カム AJ-HPX3100Gに本製品AJ-YDX30Gを装着すれば、高解像度のP2コンテンツファイル（MXF）と同時に、プロキシAVデータをP2カードとSDメモリーカード（SDXC/SDHC/SD）に記録可能。SDメモリーカードやワイヤレスモジュールAJ-WM30を介して、PCやタブレット、スマートフォンなどのモバイル機器に転送し搭載されている一般的なメディアプレーヤー（QuickTime対応）で視聴が可能です。

AJ-YDX30G AJ-HPX3100G

※1 ：ループREC機能を使用した収録時には、プロキシデータの記録はできません。プロキシデータとは低解像度動画と音声のAVデータにタイムコード、メタデータなど管理情報が付随したファイルデータです。Use of DCF Technologies under license from Multi-Format, Inc.

 

２．最高960×540の高画質、音声もLPCMに対応。画質は4段階から選択可能。

従来の画質モード（STD 2CH MP4）に加えより高効率なH.264を採用し、画質は4段階から選択できるので、伝送ネットワークの状況に合わせて柔軟な運用が可能です。また、最高960×540ピクセルの高画質映像と非圧縮音声2チャンネルの記録も可能で、速報や緊急用としても十分な画質を確保しました。

記録モード ファイル
フォーマット		 ビデオ オーディオ トータル
記録レート※2		 記録時間※2
（1GBあたり）
映像サイズ コーデック ビットレート コーデック チャンネル数
SHQ 2CH MOV MOV 960×540 H.264
High Profile		 3500kbps LPCM 2CH 約5060kbps 約25分
HQ 4CH MOV MOV 640×360 H.264
High Profile		 1500kbps AAC-LC 4CH 約1780kbps 約72分
HQ 2CH MOV 2CH 約1650kbps 約78分
LOW 2CH MOV MOV (1080) 480×270
(NTSC) 352×240※1
(PAL) 352×288※1		 H.264
Baseline Profile		 800kbps AAC-LC 2CH 約950kbps 約135分
STD 2CH MP4
(デフォルト設定)		 MP4 320×240※1 MPEG-4
Simple Profile		 1500kbps AAC-LC 2CH 約1650kbps 約78分

※1：本体のP2カードへの記録モードがSD（NTSC/PAL）の時は、プロキシ映像は本モードしか選べません。
※2：トータル記録レート、記録時間は連続して記録した場合の当社製品での参考値です。記録時間はシーンやクリップ数によって異なります。

 

【ワイヤレスモジュールAJ-WM30の特長】

１．ワイヤレスLAN（EEE802.11b/g）で「P2カム」とPC・モバイル機器を接続。

ワイヤレスモジュールAJ-WM30をAJ-HPX3100Gの内蔵端子に装着することにより、ワイヤレスLAN接続が可能※になります。ワイヤレスモジュールはカメラレコーダー本体内に収納されるため、引っかけたりぶつけて破損する危険性を低減しています。

AJ-WM30 AJ-HPX3100G

※アドホック接続のみ対応。

 

２．汎用ブラウザでカメラ側に記録されたサムネールやメタデータの表示、テキストメモの入力に対応。プロキシ映像の視聴も可能。

PCやモバイル機器でP2カムのメタデータの入力と編集、本体のステータス、記録された映像データのサムネールやメタデータの表示が可能です。操作はAJ-HPX3100G本体に搭載されたWebアプリにより、モバイル機器側の汎用ブラウザだけで行えます。

メタデータは従来のP2ビューワーソフトウェア（無償配布）と同様、編集したり本体側へのアップロードが可能です。撮影中でもワンタッチで事前に登録されたテキストメモをリアルタイムでアップロードできる「ワンタッチテキストメモ」機能も搭載しており、タッチパネルを搭載したタブレット端末などを使用すると大変便利です。また、モバイル機器の画面サイズに合わせてGUIをカスタマイズすることも可能です。

さらに、カメラ本体側にビデオエンコーダーボードAJ-YDX30Gを装着している場合、記録されたプロキシAVデータにアクセスして視聴することが可能です。プロキシデータをPC/Macに転送・保存することも可能※1で、PC/Macのネットワーク通信機能を使用してプロキシデータを遠隔地に転送することができます。例えば、取材現場からプロキシデータを携帯回線やインターネットを通じて本局やポスプロに転送。プロキシデータを速報用として使用したり編集作業を先行して開始したりすることができます。

【GUI例】

iPad iPhoneでの表示例

※1:プロキシデータの転送・保存はPC/Macだけが可能です。iPad、iPhoneでは視聴のみ可能です。
●Mac®、QuickTime®およびQuickTimeロゴ、iPad、iPhoneは米アップル社の商標です。