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2012年3月9日

低消費電力LEDバックライト採用、放送用高画質と高機能を実現した18.5型 LCDビデオモニターBT-LH1850を発売
BT-LH1850
品　名 LCDビデオモニター
品　番 BT-LH1850
本体希望小売価格(税込) 262,500円（税抜：250,000円）
発売時期 2012年4月発売

パナソニック株式会社は、放送業務用LCDビデオモニター「LH」シリーズの新製品BT-LH1850を2012年4月より発売を開始します。

新製品BT-LH1850は、放送業務用としてハイエンドの性能・機能を備えています。三次元ルックアップテーブル補正などLHシリーズならではの高画質エンジンが忠実な色合いと滑らかな階調性、および応答性の良い動画表示を実現します。

機能面でも、RGB 各色WFM、SDI CC 表示、RS-485シリアルリモートなどを備え放送業務に幅広く対応。さらにLEDバックライトを採用した新パネルにより、卓越した低消費電力とコストパフォーマンスの両立を実現しました。制作・放送からビジネスユースまで幅広いニーズに応えます。

なお本製品を、4月16日（月）から19日（木）までラスベガスコンベンションセンターで開催される全米国際放送機器展「2012 NABショー」で展示します。

●特長

1. 三次元ルックアップテーブルによる忠実な色再現。遅延1フィールド未満の高性能I/P変換。
2. 環境にやさしい低消費電力・水銀レスのLEDバックライト搭載。
3. RGB対応波形モニター、各種マーカー表示などプロに必要な機能を搭載。
4. SDI入力標準搭載。RS-232Cに加えてデイジーチェーンが可能なRS-485リモートにも対応。

 

●特長の説明

1. 三次元ルックアップテーブルによる忠実な色再現。遅延1フィールド未満の高性能I/P変換。

三次元ルックアップテーブルによる忠実な色再現
信号レベルごとのR/G/B 各色の三次元ルックアップテーブル（3D-LUT）を使用した高精度10bit 色補正により、低輝度から高輝度まで正確な色再現と中間調の自然な色合いが得られます。
LCDディスプレイは信号レベルが下がると色域が狭くなりますが、このとき同時に色相シフトが生じることにより色ずれが発生します。パナソニックLHシリーズLCDモニターに搭載された三次元ルックアップテーブル色補正機能は、信号レベルごとのルックアップテーブルを保持しており、3原色(RGB)とその補色(CMY)の6つの座標軸がバランス良く配置されるようにRGB各色10bitで補正処理を行うものです。これにより、低輝度レベルでの色ずれを解消し忠実な色再現を実現しています。

3D-LUT方式とマトリックス（2次元）方式の比較図

遅延1フィールド未満
SD/HDインターレース信号を高精度にプログレッシブ信号に変換・生成する高性能I/P変換回路により、回路系の遅延（パネル除く）は 約5msec※。入力と出画の遅延を1フィールド未満に抑えています。

※信号フォーマットにより若干異なります。

 

2. 環境にやさしい低消費電力・水銀レスのLEDバックライト搭載。
徹底した省電力設計により、従来機（BT-LH1710、2008年発売モデル、DC時最大48W相当）から54％の削減を達成した消費電力22W（DC 入力時）の低消費電力を実現。また水銀レスのLED バックライトを採用するなど環境に配慮した設計です。

 

3. RGB対応波形モニター、各種マーカー表示などプロに必要な機能を搭載。
当社放送用LCDビデオモニター「LH」シリーズとして、放送局・制作プロダクション業務に必要な機能を搭載しています。

RGBウェーブフォームモニターとベクトルスコープを搭載
波形モニター機能を内蔵しており、子画面で表示できます。輝度（Y信号）に加え新たにR/G/Bの各信号を選択して表示可能になりました。ベクトルスコープ機能は、SDI入力された映像信号の色域を子画面で合わせて確認できます。画面の表示位置は四隅が選択できます。

多彩なマーカー（アスペクト/セーフティエリア/センター）とクロスハッチ・グリッドを表示可能
16:9画角、4:3画角の映像に対して多彩なマーカー表示ができます。アスペクトマーカー（16：9）は、 4：3、13：9、14：9、CNSCO 2.39、CNSCO 2.35、2：1、VISTAの7 種類の画角が確認可能です。セーフエリアマーカーやセンターマーカーも搭載。センターマーカーは16：9モード時、アスペクトマーカーの画角に対応したセーフエリアマーカーを重ねて表示できます。パネル画面上にグリッドを表示するクロスハッチ機能は、水平・垂直の確認が簡単に行えます。新機能クロスマーカーは画面上の任意の場所にオーバーレイ表示させることが可能で、先述のマーカーと組み合わせることで撮影構図の再現などが容易になります。

ピクセル・ツー・ピクセル表示
入力された映像のピクセルをリサイズすることなく拡大表示。1080i/p入力時は表示エリアを左上・右上・左下・右下・センターから選べます。

静止画フレーム表示
任意フレームの映像を副画面として静止画表示できます。この機能を活かし、予め撮影しておいた映像とのフレーム合わせなどに活用できます。

オーディオレベルメーターとTC、クローズドキャプションの各表示に対応
オーディオレベルメーターは、エンベデッドオーディオ（SDI、HDMI※）の入力レベルを画面表示します。2ch/4ch/8ch/offの表示選択、基準ポイント設定、ピークホールド、オーバーレンジ表示が可能です。
また、SDI 入力時にはタイムコード（VITC/LTC/UB）値を表示。さらにSDIまたはVIDEO入力時にクローズドキャプションを表示できます。HD SDI CC 規格EIA/CEA-708（SD SDI CC 規格EIA/CEA-608）対応、最大8つのウインドウを表示可能です。

※HDMI 入力時は2CHのみ表示。

 

4. SDI入力標準搭載。RS-232Cに加えてデイジーチェーンが可能なRS-485リモートにも対応。

多彩な映像入力
HD/SD自動切換、エンベデッドオーディオ対応のSDI 入力2 系統（SDI1/SDI2）を標準装備。出力オーディオチャンネルを切換可能。次世代HDリンクHDMI （Type A）入力を装備。BD/DVDプレーヤーなど幅広いデジタルHD 機器と高品質のデジタル接続が可能です。また、デジタルおよびアナログコンポーネント入力兼用のDVI-I（シングルリンク）を装備しており、PCやノンリニア編集システムからの入力にも対応します。

RS-485シリアルリモート
GPI端子、RS-232C端子に加え、RS-485端子を新たに装備。デイジーチェーン接続で最大32台を制御。TSLコマンドによりテキスト表示（英数字8文字）、タリー表示が可能です。またパナソニック独自コマンド（RS-232C相当）にも対応しています。

新デザイン採用
チルトスタンドを標準装備したほか、前面の操作部のデザインも一新。コントロールVRだけで容易に各種調整・設定が可能になり、前面にスピーカーとステレオヘッドホン出力も装備しています。さらにKEYロック機能によりPOWERスイッチ、MENU操作、音量調整以外の前面パネル操作を無効にすることもできます。