AG-HPX555活用事例

テープレス・ワークフローで番組制作時間が大幅短縮

京都信用金庫 「KCBビデオニュース」

 京都信用金庫は、取材用カメラとしてメモリーカード・カメラレコーダー“P2 cam”「AG-HPX555」を導入し、P2HDによるテープレス・ワークフローによってビデオ社内報「KCBビデオニュース」を制作している。

AG-HPX555 で撮影された「KCB ビデオニュース」

 京都信用金庫では、1971年に「KCBビデオニュース」をスタート(KCBは「京都コミュニティ・バンク」の略)。“コミュニティ”をキーワードに、地域に密着した番組の制作を続けており、取材カメラシステムや専用スタジオやサブなどを有している。

 2007年8月にメモリーカード・ドライブ“P2 drive”「AJ-PCD20」とともに「AG-HPX555」を導入。「AG-HPX555」で収録した営業店のイベントや本店での研修の模様などの映像が記録されたP2カードを「AJ-PCD20」に挿入、USB2.0インターフェイスによりPCに高速転送し、カノープスのノンリニア編集システム「REXCEED P3100」で編集する。

 「KCBビデオニュース」は、毎回2~3本の話題を5~8分の番組にまとめ、最終的にDVDにして本店各部署および営業店の約100拠点に配布されており、収録-編集-DVD化に至るすべてのワークフローがノンリニアで行われていることが大きな特徴となっている。

京都信用金庫 広報部 副長の山田実氏

 ■これまではテープによる収録・編集・配布を行ってきましたが、収録から編集へのスパンが短いこと、収録テープの保管スペース、画質の劣化などが課題となっていました。

 ■収録~編集の時間短縮による生産性の向上、メディアのランニングコスト削減、また将来の高画質化対応などを見据えて、放送用半導体メモリーシステム「P2HD」の採用を決めました。2006年5月に導入したノンリニア編集システム「REXCEED P3100」に関しても、P2との整合性の高さが採用のポイントになっています。

 ■取材は私とアシスタントの2人で行っています。「AG-HPX555」にはP2カードスロット4基を装備していますが、現状では16GBのP2カード「AJ-P2C016RG」×2枚を使用しています。長時間撮り続けることがほとんどないこと、また、現在はSD収録なので、運用は十分可能です。

 ■取材から帰ると、P2カードから「AJ-PCD20」で素材を取り込み、カノープスのノンリニア編集システム「REXCEED P3100」で編集します。この収録から編集システムにデジタイジングする時間が大幅に短縮されていることを実感しています。「今までがロスだった」という感じです。ストレスがかなり解消できるのは大きいと思いますね。

 ■また、これまでに「KCBビデオニュース」で収録してきたテープを保管するスペースも課題となっていました。テープレス化は、アーカイブの面でもメリットがあると思っています。

 ■今回のP2HDの導入は、将来を見据えたものだと考えています。ディスプレイがSD中心であること、DVDによる配布などを考えると、現状ではHDのメリットは少ないですが、将来はHDディスプレイが普及し、ネットワークによるコンテンツ配信が実現すれば、HDへのニーズも出てくるのではないかと思います。

撮影風景 P2 ドライブ装備の編集システム