AG-HVX200活用事例

“「作り手ごころ」をくすぐる質感と個性高い機動力と映像クオリティ”ネット/DVD ドラマ「マンハッタンダイアリーズ」

 ネット/DVD ドラマ「マンハッタンダイアリーズ(manhattan diaries)」は、DVCPRO HD P2 カメラレコーダー「P2handheld AG-HVX200」で全編撮影が行われている。 「マンハッタンダイアリーズ」はニューヨークを舞台に、境遇・世代の異なる主人公の女性3 人(加藤あい、黒木メイサ、純名りさ)に起こるドラマをニューヨークのトレンドスポットなどの紹介も絡め、ドキュメンタリータッチでつづったオリジナル作品(全10 話)。企画はUSEN、制作はFCI(フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル)とニューヨークのZaZou Production で、2007 年1 月からパソコンテレビGyaO で配信されるとともに、DVD リリースを予定。演出は光野道夫氏(FCI)と岡田俊二氏(ZaZouProduction)、脚本は青柳祐美子氏、エグゼクティブ・プロデューサーは宅間秋史が手がけている。 撮影・映像・音声・照明など技術サポートはビデオスタッフが務めている。技術プロデューサーは瀬戸井正俊氏(渋谷ビデオスタジオ)、撮影は須藤康夫氏、映像は中村宏氏(ともにビデオスタッフ)。同撮影チームは、以前にフジテレビのプライムタイムで放映された連続ドラマ「医龍」の収録で、「AG-HVX200」を多用し、その際同カメラに大きなメリットを感じたことから、継続的な活用を決めた。また、既に導入していたVARICAM のエッセンスを引き継いだカメラということも、導入の大きな決め手になったという。 「マンハッタンダイアリーズ」は全編にわたってニューヨークロケが敢行され、撮影期間は2006 年秋の2 ヶ月間におよんだ。「AG-HVX200」× 2 台体制、P2 カードは8GB × 4 枚で、720/30pN フォーマットで収録した素材は、現場でDVCPRO HD VTR(AJ-HD1200A)とリンクし、ただちにデータを移管するワークフローが採られた。また、撮影ではステディカムの活用や、ワイドコンバーター、テレコンバーター、フィシュアイレンズなどを装着した収録も。編集、MA共にバウムレーベンで作業が行われた。

ビデオスタッフ/カメラマンの須藤康夫氏& ビデオエンジニアの中村宏氏

■「AG-HVX200」の使用感は、“こんなにコンパクトなのに、こんなに画質がいいのか” ということ。ナチュラルにクオリティの高い映像が収録できていたので、ほとんど調整はしていません。ストップモーションも、スローモーションもかなりキレイだと感じました。

■また、筐体の小ささから、タクシー車内を捉える撮影などで機動性を発揮しました。特に「マンハッタンダイアリーズ」はオールロケの作品なので、ニューヨークのあちこちを頻繁に移動しながら撮影を行う必要があったため、この機動力にはとても助けられました。加えて、対象が小さなモノや、不意に良い風景・光景に出会ったときなど、簡便にセッティングできるため、これまで撮りたくても撮れなかったような映像を撮ることができました。大型のカメラではこういったことはなかなか難しい。さらに、ステディカムとの相性はとてもいいと思います。「AG-HVX200」はそういったメリットの多い撮影システム。

■昨今、映像技術の進展によって、「TV」と「映画」の枠組みが取り払われつつあります。TV のディレクターが次々に映画に進出している。少し前まではあり得ないことでした。こういった動向を推し進めるキッカケとなったことの1つに、撮影機材の技術開発に伴う進化と品質の向上があると思います。HD 撮影システムは「TV 業界」と「映画業界」をつなぐ大きな役割を担ったところがあるのでは、と捉えています。特にパナソニックのバリアブル・フレーム・レート機能によるビデオフォーマットでのハイスピード撮影の実現は画期的なこと。

■ VARICAM や「AG-HVX200」などパナソニックのカメラレコーダーには「個性」を感じます。映像を撮影する立場として、とても面白いと感じる映像の質感がある。“作り手ごころ” がくすぐられますね。

撮影風景