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藤関歯科/神田インプラントセンター 院長 藤関雅嗣氏
東京・神田須田町の藤関歯科 神田インプラントセンター。「当院では、最初にインプラントありきではなく、 “自分の歯を守る助けとしてインプラントを使う” という姿勢で、患者さんにもご納得いただけるまでご説明 しています。インプラントは術前の診断が重要で、CT で骨や神経、血管の状態を見て、力のかかる方向や噛 み合わせの方向を考えながらインプラント埋入位置を決めます。手術前に歯周病や虫歯の治療をし、口内環 境を整えていく。その間に少しずつ患者さんから信頼を得られるよう、努めています」と治療方針を説明す るのは院長を務める藤関雅嗣氏。
自己研鑽や臨床研修のイメージトレーニングに活用 藤関歯科では最近、手術室にパナソニックの“術野フルハイビジョン収録カメラシステム”(メモリーカー ドポータブルレコーダー[AG-HMR10]+コンパクトカメラヘッド[AG-HCK10G])を導入、手術の様子を 記録している。導入した目的について藤関氏は「手術を撮影しようと決めたのには3 つの理由があります」 と話す。 (1)医療の透明性 「手術の様子を克明に記録しておき、患者さんにもすぐにお見せできるようにしておく。不幸にして訴訟が 起きた場合には、自分を守るものになるかもしれないし、患者さんのためにもなるかもしれません。そう いうフェアな環境で治療をすることは、患者さんの信頼を得るうえでも大切だと思います。もちろん個人 情報なので記録は慎重に扱わなくてはなりません」 (2)自分のスキルアップ 症例検討会などで手術を定期的に第三者の医師に見ていただく機会を持ち、客観的な判断を仰いで技術の向上に役立てたいということです。独りよがりにならず、自分が気づかなかったことに気づかせてもらう ことで、研鑽を積むことができますから」 (3)後進の指導 当院は臨床研修医の施設になっていて、これから開業する医師も訪れます。彼らにとって、経験のない手 術の一部始終を動画で実際に見ることができるのは大きい。手術の手順や細かい手技など、イメージトレー ニングに大いに活用できます。まさに百聞は一見にしかずです」(藤関氏)
繊細な手技をクリアに描き出すハイビジョン画像 同院では、パナソニックの“術野フルハイビジョン収録カメラシステム” を導入する以前は、家庭用のビデ オカメラで撮影を行っていたという。 「これまでは家庭用のビデオカメラで撮っていましたが、色が正確に出ない上、細かいところが綺麗に映り ませんでした。比べてこの“術野フルハイビジョン収録カメラシステム” は、色や画質のクリアさが素晴らし いと感じています。特に、縫合の場面など、歯肉の状態や縫合糸といった細部まで鮮明に映し出されます。また、 歯科医院の場合、スペースが限られるため、小型で軽量という点もありがたい。モニターから遠隔で操作で きること、ホコリがたまりにくい形状もいいですね。それから、SD カード→ PC へダイレクトに取り込むこ とができ、編集が容易になったことも助かっています。価格も驚くほどリーズナブルで、3 年間の保証付き という点も安心できます」(藤関氏)