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ドイツの連邦政府および州政府発行の科学・研究戦略文書では、ドイツの各大学における「ニューメディア」活用の戦略的重要性は計り知れないことが強調されています。厳しい国際競争の中、若くて国際的な「有望人材」のみならず高い技能を有する教師に、他に負けないインフラを提供できる大学しか、トップを走り続けることはできなくなるでしょう。
学習の新しいデジタル世界がどのようになるのか、それは、フランクフルトのヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学のリートベルク・キャンパスで経験することができます。 同キャンパスでは、2011年5月に既に3校舎がオープンしており、2014年には全理系学科が新キャンパスに集結することになっています。新しい3校舎では、多数の講堂や教室が最新の光回線でマルチメディア・ネットワークに接続しています。デジタル映像音声データだけでなく制御情報も光速で転送されることにより、複合メディア技術ための完全なワークフローが可能となっています。 ゲーテ大学の目標は、キャンパス全域に統一された高性能技術インフラを備えた「欧州一最先端の大学」になることにあります。 リートベルク・キャンパスでは、講義内容が、パナソニック製可動式カメラAW-HE50Sで撮影され、HD-SDIを介して記録されます。ライブ配信、あるいは検索可能なアーカイブファイルとして、イントラネットやインターネット上で利用できるようになっているため、学生は簡単に教材にアクセスして一緒に学ぶことができます。カメラは専用の支柱の上に設置されているので、天井設置型と違って話し手を「自然な」視点で捉えることができます。豊富なメディア・ストリームにより、研究体制や実際の学習もかつてないほど容易になり「Eラーニング」が教室での学びをサポートします。講義室やセミナー室に設置されたプロジェクターとプラズマ・ディスプレイもパナソニック製です。 ゲーテ大学にとって、この新たな最新鋭メディアテクノロジーのインフラは、若い専門家たちをフランクフルトで学びたいと思わせる、非常に説得力のある一つの論拠なのです。