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• 学校法人光塩学園
  光塩学園調理製菓専門学校
  講師「中国料理」
• 皆上敬司様

調理は口頭ではなかなか伝わらない内容が多く、実際に見ることが非常に大切で、例えば魚をおろす際の刃の 角度など、微妙な加減を身に付けることが必要になります。しかし、講師から遠い位置にいると実演を細部まで見ることが難しくなります。そのため、以前からカメラで手元を撮影・表示する方法を取り入れていました。しかし当時は、カメラの画質が悪い上にズームは大きなコントローラーでおこない、ピントも手動であわせなければならないなど、操作性は良くありませんでした。しかもカメラは講師の上に1台だけ設置されているので、頭が邪魔をして手元が見えなくなることも頻繁に起こり、カメラに配慮しながら授業を進める必要がありました。そこで東館を建設した際、パナソニックさんのリモートカメラシステムを採用しました。使ってみるとまず非常に映像が美しく、食材の色味もしっかりと確認することができます。細かい包丁さばきや調味料の微妙なさじ加減、食材ごとの大きさ比較などもズームすることでありのままに伝えられるようになりました。カメラも複数台設置し、状況にあわせた表示切り替えもスムーズなので、カメラや画角を変えながら、常に講師の手元を映すことが容易です。手元の映像を講師側から見たアングルで表示できることもうれしいですね。これまでは「切る」から「ゆでる」までを一連の動作で見せたい場合もカメラの操作を待つ必要がありま した。しかし先生はもうカメラを意識して調理を止める必要がなくなり、実演を円滑に進められるようになっています。それと連動するように学生の理解度も向上していると実感しています。
映像で可能性は広がりますよ。