イトマンスイミングスクール東京強化校「AQIT」様

イトマンスイミングスクール 泳法解析システム
イトマンスイミングスクール東京強化校「AQIT」様が泳法解析カメラシステムを導入。

概要・特長

1972年の創業以来、常に日本の水泳界をリードしてきた株式会社イトマンスイミングスクール様は、これまで多くのオリンピック代表選手を輩出しています。4年後に迫った2020年の東京オリンピックに向け「スポーツを通して国民に元気と勇気を与えたい」という想いから、2016年5月、トップスイマー育成の新たな拠点として「AQIT(アキット)」を建設されました。

民間のスイミングスクールとしては初めて 50m×8レーン×水深3m のプールを備え、日本初のオリンピック仕様公認競技用プールとして注目を集めています。将来的にはイトマンスイミングスクールの選手のみならず国内外の有力選手にも門戸を開く予定で、競泳界全体の「公器」として発展に大きく貢献することを目指されています。

写真:株式会社イトマンスイミングスクール様外観
株式会社イトマンスイミングスクール様
写真:イトマンスイミングスクールのプール内観
イトマンスイミングスクールのプール内観。
写真:プール上部に取り付けられた天井カメラ
プール上部に取り付けられた天井カメラ。
写真:練習状況をすぐに確認できる12面の大型マルチモニター
練習状況をすぐに確認できる12面の大型マルチモニター。
写真:天井に設置されたカメラ
天井に設置されたカメラ。
写真:プールサイドカメラ
プールサイドカメラ

今回、同プールの天井や壁面・水中などに設置された 37台のHDインテグレーテッドカメラの映像は、リモートカメラコントローラーやTOUGHPADで制御され、各カメラを自由に切り替えながら、ライブ/録画映像を合計12面の大型マルチモニターへ映し出されます。現役選手の強化はもちろん、次世代の子供達の育成に取り組む世界を視野に入れた施設で、パナソニックの機器やシステムがトレーニングの質の向上へ大きく貢献しています。

写真:水中壁面に設置されたカメラ
水中壁面に設置されたカメラ。
写真:完全防水処理が施されたカメラ
完全防水処理が施されたカメラ。
写真:プールサイドでカメラを制御するためのTOUGHPAD
プールサイドでカメラを制御するためのTOUGHPAD。
写真:練習状況に合わせてプールサイドにセッティング
練習状況に合わせてプールサイドにセッティング。
写真:移動も可能プールサイドカメラ
移動も可能プールサイドカメラ。

システムの特徴

  1. 選手のフォームを鮮明に撮影するAW-HE70
    1/2.3型MOSセンサーとDSPを搭載し、高感度・高解像度を実現しながら、光学30倍ズームと超解像技術による高解像度を保ったままの40倍ズームが可能。水中の選手フォームも鮮明に撮影。また、PoEを搭載しているので、LANケーブル経由での電源供給に対応しています。

  2. 塩素による劣化を抑える防水ハウジング
    天井からの吊り下げ設置及びプールサイド壁面への設置に対応するため、高い密閉性を保つ防水ハウジングを採用。カメラに対する水分はもちろん、塩素の侵入を抑えています。また、水中の床面に設置されたカメラのハウジングは長時間の水中設置に耐えられる完全な防水処理が施されています。

  3. 多機能リモートカメラコントローラーAW-RP120GをIP接続することにより、1台のリモートカメラコントローラーからスイッチングハブを経由して、設置されている37台のAW-HE130W及びAW-HE70シリーズすべてを制御。

  4. 多機能リモートカメラコントローラーAW-RP120Gのほかに館内の無線LANを利用したコーチ専用の操作端末としてTOUGHPADを採用。さらにAQIT向けの専用操作ソフトウェアを新たに開発し、直感的・視覚的にTOUGHPADから全てのカメラを制御し、快適なカメラ操作・切り替え・録画操作を実現。
写真:カメラはリモートカメラコントローラーAW-RP120Gでリモートコントロール
カメラはリモートカメラコントローラーAW-RP120Gでリモートコントロール。
写真:中央制御盤
中央制御盤
写真:操作卓
操作卓

主な納入機器 ソリューション