材料技術
成形技術だけでなく、新しい工法までも含めた
新素材の開発・導入も積極的に行なっています。
これからの工法に、これからの材料を。
PP繊維と樹脂による複合素材
PPFRP(軽量化素材)
Poly Propylene Fiber Reinforced Plastics:
(ポリプロピレン繊維強化プラスチック)
PP繊維を編んだシートを積層させた、独特の織目が美しい繊維強化複合樹脂。軽く・美しく・強い新素材を業界で初めて商品化。
軽くて丈夫な複合素材
PPベースにマトリックス樹脂でコーティングした特殊繊維を編み込み、シート化。さらにそれを積層してプレスして一体化。独特の風合いを持つ美しい織目が特徴。
ダイキャスト金属部品の置き換えに
CFRTP(炭素繊維素材)
Carbon Fiber Reinforced Thermo plastics
カーボンファイバーを強化材とし、母材に熱可塑性樹脂
(Thermoplastic resin)を用いた繊維強化プラスチック。
軽量で高強度であることから、金属ダイキャスト部品の
置き換えとして軽量化+合理化を実現。
■材料段階の開発で強度を確保しつつ最大30%の比重低減実現
■成形・金型技術との組み合わせにより精密成形・低反り化が可能
金属部品の軽量化
(ダイキャスト代替全般)
金属ダイキャストを射出成形へ工法置換し対
変形強度と軽量を兼ね備えた構造材として。
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・車載(内装)
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・家電
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・放送機器
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・ロボット
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・ドローン
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・摺動ギア
強くて軽量なエコ素材
セルロースファイバー複合樹脂
Carbon Fiber Reinforced Thermo plastics
軽くて強い剛性強度素材。再生可能資源である木から得られる木材繊維(パルプ)を微細化した、環境に優しいバイオマス素材。
■ 設計・金型でも軽量化
ハニカム構造を多用し、強度を担保したまま肉抜きをすることで、設計段階で軽量化。素材を活かす設計技術で、さらに効果を高めます。
■エコ素材で環境貢献
セルロースベースの成形材料なので、生産性だけでなく環境にも貢献。
■パナソニックの優位性
製造工程で水を使わず生産性が良く、他社セルロースファイバー複合樹脂やガラス繊維強化樹脂と比べて、高い物性を実現。また高濃度で添加することができ、木材風に成形することも可能。
微小ガラスを樹脂中に混ぜた複合素材
中空ガラス複合PP
Carbon Fiber Reinforced Thermo plastics
軽比重素材(微小中空ガラス)を樹脂中に分散させることで
素材の軽量化を実現。
■独自の界面制御技術、成形技術で軽量化・耐衝撃性を両立
従来材料(ABS)から
約25%軽量化
樹脂の中に空洞をつくり、
樹脂使用量を抑えて
軽量化を実現
リサイクルで環境に優しい
再生樹脂
環境負荷を軽減するため、再生樹脂の採用も進めています。
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