よくあるご質問

エネファームについて、よくあるご質問とその回答についてご紹介しています。

発電について

Q.エネファームはいつ発電しますか?
A.おまかせで運転する場合、各ご家庭の生活パターン(電気とお湯(熱)の使用量と使用時間)を学習・予測して、もっとも省エネになるように自動で発電します。生活パターンによっては、夜間に発電する場合もあります。発電モードが選べる機種の場合は、発電モードに従って発電します。
Q.発電時間はどれくらいですか?
A.最長で120時間連続で発電可能ですが、お湯(熱)や電気の使用状況により、発電する時間は異なります。お湯(熱)の需要が少ない夏季は、貯湯タンクがお湯で満タンになりやすいため、冬季に比べて発電時間が短くなる傾向があります。
Q.電気をつかうときに必ず発電するのですか?
A.電気やお湯の使用量に合わせて最も省エネになるように運転するので、電気を使用するときに常に発電するものではありません。
※自動発電「おまかせ」の場合。発電モードによります。
Q.いつも定格の700W発電するのですか?
A.ご家庭の電気の使用量が700Wより多い場合は、定格(最大)で700W発電します。ご家庭の電気の使用量が700Wより少ない場合は、電気の使用量に合わせて発電量は700Wより少なくなります。
Q.発電時間は季節によって変わりますか?
A.夏期など気温・水温が高い場合や、お湯の使用量が少ない場合は、貯湯タンクがお湯で満タンになりやすいため、冬季に比べて発電時間が短くなる傾向があります。

夏場またはお湯の使用が少ないご家庭の運転イメージ

夏場はお湯の使用量が少ないため、エネファームでつくるお湯も少なくなり、発電時間が短くなります。

夏場またはお湯の使用が少ないご家庭の運転イメージのグラフです。貯湯量、電気使用量、エネファームの発電量、お湯使用量の1日の中での変化をグラフ化しています。夏場はお湯の使用量が少ないため、エネファームでつくるお湯も少なくなり、発電時間が短くなります(発電時間11h)。

冬場またはお湯の使用が多いご家庭の運転イメージ

冬場は水温が下がること、お湯の使用量・使用頻度が高まることから湯量目盛は増加しにくいですが、発電時間は長くなります。

冬場またはお湯の使用が多いご家庭の運転イメージのグラフです。貯湯量、電気使用量、エネファーム発電量、お湯使用量の1日の中での変化をグラフ化しています。冬場は水温が下がること、お湯の使用量・使用頻度が高まることから湯量目盛は増加しにくいですが、発電時間は長くなります(発電時間最大24h。連続発電時間は最大120時間までとなります)

運転イメージのグラフの凡例です(電気使用量/エネファーム発電量/お湯使用量)

  • 上記は一例です。ご家庭の電気やお湯のご使用状況によって異なります。
  • 夏場等、電力需要が高くても熱需要が少ない場合は発電量が少なめになります。
  • リモコンの貯湯タンクの目盛りは1/5までお湯が貯まった時点で点灯します。目盛りがゼロでもタンクにお湯が全くないということではありません。
Q.700Whの電力量を発電するのにどれくらいの燃料(都市ガス、LPガス)が必要ですか?
A.700Whの発電に、都市ガスの場合は約0.15㎥、LPガスの場合は約0.07㎥の燃料が必要になります。
Q.エネファームでつくった電気は、売電できますか?
A.エネファームで発電した電気は売電できません。 エネファームは、発電量がご家庭で使用する電力量を上回り電気が無駄に余ってしまわないよう、発電量を変化させながら負荷追従運転をします。
Q.無停電電源装置の代用として利用できますか?
A.エネファームは停電時も発電可能ですが、無停電電源装置の代用としてはご使用いただけません。
※停電発生時エネファームが発電中であること、ガスと水道が供給状態にあることなどの条件あります。なお、停電発生時にエネファームが発電停止中の場合でも、外部電源に接続すれば発電起動できます。

お湯について

Q.何℃のお湯ができますか?またどの程度貯湯するのですか?
A.燃料電池ユニットの熱回収温度は約60~80℃です。貯湯タンクには約60℃のお湯を貯めることができ、水と混ぜるなどしてリモコンで設定された給湯・ふろ温度に調整して出湯しています。 貯湯量は貯湯ユニットによって異なります。給湯で使用する際の出湯量の目安は下記をご参照ください。

(水道15℃で40℃のお湯として使用する場合。熱損失は非考慮)

モデル 貯湯ユニット品番 タンク容量 使用可能湯量
戸建住宅向け
標準モデル
FC-GUNR13シリーズ/
FC-GUNR1Pシリーズ
FC-GTNR13T/
FC-GTNR13S/
FC-GTLR13T
100L 約180L
FC-NULR13シリーズ/
FC-NULR1Pシリーズ
FC-NFLR1PZ-M
130L 約230L
戸建住宅向け
寒冷地モデル
FC-GTLR1PJ-M/
FC-GTLR13H
130L 約230L
戸建住宅向け
大容量貯湯モデル
FC-CNLR8ES/
FC-CNLR8ES-M
370L 約600L
集合住宅向け FC-GTJD13S/
FC-GTJD43S
140L 約250L
Q.おふろの追いだきや床暖房もタンクに貯まったお湯を使用するのですか?
A.おふろの追いだきや床暖房はバックアップ熱源機で加熱します。PREMIUM HEATING搭載機種は、条件が合えば床暖房や浴室乾燥の運転にタンクのお湯(熱)を使用することもあります。 【大容量貯湯モデルの場合】
おふろの追いだきは貯湯タンクのお湯や貯湯ヒーターで加熱します(暖房機能は搭載されていません)
Q.毎日、貯湯タンクがお湯で満タンになるのですか?
A.学習予測制御により必要な分だけお湯をつくるので、必ずしも毎日満タンにはなりません。
また、お湯が貯まる以上の速さでお湯を使っている場合も満タンになることはありません。
Q.貯湯タンクにお湯が満タンになった場合、発電時に発生した熱はどうなるのですか?
A.発電時に発生した熱をお湯をつくる熱に利用できなく(熱交換することができなく)なりますので、貯湯タンクが満タンになると発電を停止します。なお、貯湯タンクが満タンに近付くと、リモコンからお知らせする機能があります。
Q.エネファームのお湯は飲むことができますか?
A.飲用・調理に使う場合は、そのまま飲用せずに必ず沸騰させてご使用ください。
また、給湯栓を開けてからお湯が出てくるまでの配管内に溜まっていた水は雑用水としてご使用ください。

設置について

Q.設置場所に制限はありますか?
A.実際の設置場所については、機器の搬入、設置工事、メンテナンススペースなどを考慮する必要がありますので、パナソニック製エネファームの取扱いのあるガス事業者・販売店にご相談ください。
Q.ベランダ・屋上に設置できますか?
A.条件が満たされていれば設置可能な場合があります。詳しくは、パナソニック製エネファームの取扱いのあるガス事業者・販売店にご相談ください。
Q.二世帯住宅でも設置できますか?
A.条件が満たされていれば設置可能な場合があります。詳しくは、パナソニック製エネファームの取扱いのあるガス事業者・販売店にご相談ください。
Q.今使っている給湯器機をエネファームに接続(バックアップ熱源機として使用)できますか?
A.エネファームは給湯器の機能を搭載していますので、既存の給湯器機と接続して使用はできません(既存の給湯器機をエネファームのバックアップ熱源機として使用することはできません)。
Q.井戸水を使用していますが、エネファームは設置できますか?
A.エネファームは「水道法」に定められた水道水のみ対応が可能です。機器の故障の原因になりますので、水道水以外の井戸水などは供給しないでください。水道水でも給湯器の故障などの不具合が多い地域は、設置できない場合がありますので、パナソニック製エネファームの取扱いのあるガス事業者・販売店にご確認ください。
Q.工事にはどのくらいの日数がかかりますか?
A.設置・試運転で1~2日程度です(現場の状況により変わる場合があります。また、基礎工事を別途事前に行う場合があります)。ガス事業者や設置条件などにより異なりますので、詳しくはパナソニック製エネファームの取扱いのあるガス事業者・販売店へご確認ください。
Q.エネファームの設置に必要な手続きはありますか?
A.エネファームの設置には電力会社への系統連系の手続きが必要ですが、ガス事業者、販売店、住宅会社にて代行しています。詳しくは、パナソニック製エネファームの取扱いのあるガス事業者・販売店、住宅会社にご確認ください。
Q.エネファームに関する相談をしたいのですが、どこに相談すればいいですか?
A.現在お住まいの住宅への設置をご検討されている場合は、お近くのパナソニック製エネファームの取扱いのあるガス事業者・販売店へご相談ください。新築の場合は、建築される住宅会社にご相談ください。

価格・工事費について

Q.本体価格や設置工事費、ランニングコストはどれくらいですか?
A.ガス事業者や設置条件、ご家庭の電気やお湯の使用量、電気やガスの料金などにより異なりますので、パナソニック製エネファームの取扱いのあるガス事業者・販売店へご確認ください。
Q.購入時に国や自治体からの補助金はもらえるのですか?
A.エネファームの導入に15万円の国の補助金が設定されました。詳しくは、経済産業省資源エネルギー庁の「給湯省エネ事業のホームページ」をご覧ください。自治体の補助・支援制度につきましては、各自治体のホームページなどをご確認ください。

供給燃料について

Q.燃料電池の燃料として使用している「水素」は危険なのではないですか?
A.水素は、都市ガスやLPガスと同様の可燃性ガスで正しく取り扱えば危険はありません。
燃料電池は、可燃性ガス全般に対する安全性に加え、発電システムとして各種の安全性、信頼性を確保していますので、安心してご使用いただけます。
Q.都市ガスやLPガスには付臭剤として硫黄化合物が混入されていることがあるそうですが、運転に影響はないのですか?
A.硫黄化合物などの不純物は脱硫器により取り除かれますので、発電等の動作への悪影響はありません。

メンテナンス等について

Q.エネファームは定期的なメンテナンスが必要ですか?
A.エネファームは継続して発電を行うために定期メンテナンス・総点検が必要です。定期メンテナンス・総点検は、お買い上げの販売店・メンテナンス店・ガス事業者・お客様ご相談窓口などにご依頼ください。
既定の期間内にメンテナンスを受けないと燃料電池ユニットは運転を停止します(給湯・暖房・ふろは使用可能です。一部の機種は電気を使ってヒーターでお湯をつくるため、メンテナンスを受けずに使い続けると電気料金が高くなります)。
エネファームの定期メンテナンスの種類と定期メンテナンスまでの期間を説明するイラストです。通電開始から約10年後に定期メンテナンスが必要です(定期メンテナンスの1回目は約10年、2回目以降は約5年ごとが目安になりますが、お客さまの使用状況によって変わります)。通電開始から約12年後に総点検が必要です(継続して使用する場合。総点検までの期間は、使用状況によっては10~12年の間となります)。その後も必要に応じて定期メンテナンスが必要です。通電開始から20年を経過すると、燃料電池ユニットの運転は完全に停止します。
  • ※1 1回目は約10年、2回目以降は約5年ごとが目安になりますが、お客さまの使用状況によって変わります。
    また機種によっては、1回目が約5年の機種もあります。
  • ※2 使用状況によっては10~12年の間となります。
Q.エネファームは何年使用できますか?
A.定期メンテナンス・総点検を受けていれば最長20年まで使用可能です。通電開始から20年を経過すると、燃料電池ユニットの運転は完全に停止しますが、貯湯ユニットが継続使用可能な状態であれば給湯・暖房・ふろは使用可能です。点検や買い換えは、お買い上げの販売店・メンテナンス店・ガス事業者にご相談ください。 【大容量貯湯モデルの場合】
通電開始から20年経過したとき、燃料電池ユニットだけでなく貯湯ユニットも完全に停止します。
Q.故障した場合はどうしたらいいですか?
A.エネファームが故障した場合は修理対応を行います。万一故障が発生した場合は、お買い上げの販売店・ガス事業者・お客様ご相談窓口などからご案内された修理窓口へご依頼ください。
Q.エネファームは長期使用製品安全点検制度の対象ではないのですか?
A.エネファームは、長期使用製品安全点検制度の対象ではありません。
北海道地区で販売しているエネファームのバックアップ熱源機(FF式)は法令の対象でしたが、法令改正により2021年8月1日より対象から除外されました。詳しくは、株式会社ガスターのホームページをご確認ください。

廃棄について

Q.エネファームを廃棄する場合はどうしたらいいですか?
A.お客さま自身で解体・廃棄は絶対にしないでください。エネファームの解体・廃棄が必要な場合は、お買い上げのガス事業者・販売店にご相談ください。詳しくは取扱説明書をご確認ください。

その他

Q.エネファームとはなんですか?
A.ご自宅で「電気」と「お湯」をつくることができるコージェネレーションシステムです。 都市ガス・LPガスを燃料に発電し、発電の時に出る熱を利用してお湯もつくることができます。停電時にも、電気やお湯(シャワーやおふろ)、床暖房が使える機種もあります。
Q.水害などで冠水・浸水した場合、そのまま使用できますか?
A.冠水・浸水によって機器内部に異常を起こしている可能性がありますので、お使いになる前に点検・修理を受けてください。 状態によっては、買い替えが必要になる場合もあります。
Q.運転音は気になりますか?
A.基準に適合した、静かな図書館程度の騒音値ですが、隣家との騒音トラブルが生じないよう、設置場所に配慮してください。

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