
水素社会への希望、
それが『H2 KIBOU』
水素はカーボンフリーなエネルギーとして注目されており、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略において重要分野の一つに位置付けられています。
Panasonicは水素で発電する燃料電池の普及拡大を通じて、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
その想いを込めて『H2 KIBOU』と名付けました。
特徴
-
1
出力5kW、
連結して出力UPも可能The 5kW unit scalable to increase power
output by connecting multiple units小規模の商業施設にマッチ。
複数台連結することで最大50kW(10台連結)程度の出力にも対応が可能。 -
2
発電効率56%(LHV)*1を実現
Achieving the industry's best*2 electrical efficiency of 56%(LHV)*1
業界最高*2の発電効率を実現。お客様の発電ニーズに応えます。
- *1 燃料ガスを完全に燃焼させた時に生成する水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた発熱量
- *2 2021年10月現在、パナソニック調べ
-
3
コージェネにも対応
Applicable to cogeneration
発電時に発生する熱をお湯に変換できるコージェネにも対応。
エネルギーを無駄なく使えます。- *貯湯ユニットが必要です。
-
4
停電にも対応
Possible to keep operation even during power outage
停電時に水素だけで発電が可能。BCP(事業継続計画)に寄与します。
- *停電対応ユニット(抵抗器ユニットおよび無停電電源装置)を接続することで、停電時でも発電を継続させ最大2.5kVAの電力を120時間使えます。
-
5
瞬時に起動が可能
Quick startup
約1分で起動が可能。素早い対応が求められるピークカットに役立ちます。
純水素型燃料電池のしくみ

供給された水素と空気中の酸素を化学反応させ、「電気エネルギー」をつくり出し、電力として供給します。
推奨品の貯湯ユニットを接続することで、電気をつくるときに発生した「熱エネルギー」を回収し、お湯をつくるコージェネレーションシステムとしても使用できます。
また、複数台を連携させることができ、より大きな電力を供給することも可能です。
PCアプリ
専用のPCアプリにより、下記の操作・表示が可能です。
- 機器のON/OFFができます
- 一括発電モード・個別発電モード・プログラム発電モードが選択可能
- 各機器の状態を表示します(発電電力、状態確認)
- エラー/メンテナンス通知をします
- *PCアプリのご利用にはパソコンが必要です。
- *プログラム発電モードで発電する台数と時刻が設定できます。(毎日繰り返します)
- *稼働させる機器は、累積発電時間が短いものから自動で選ばれます。
商品仕様

分類 | 項目 | 仕様 | |
---|---|---|---|
一般事項 | 燃料電池種類 | 固体高分子形(PEFC) | |
品番 | FC-5KLR1HS | ||
制御コントローラー | PC(有線LAN接続) | ||
自立起動対応 | 可能(停電対応ユニットが必要) | ||
コージェネ対応 | 可能(コージェネ/モノジェネ自動切替) | ||
環境 | ガス種 | 純水素(水素濃度99.97%以上) | |
ガス供給圧力 | 50kPa | ||
電源種別 | 1Φ3W AC200V(50Hz/60Hz) 1Φ2W AC100V(50Hz/60Hz) |
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設置環境温度 | −10℃~40℃(常時通電前提) | ||
設置可能高度 | 標高500m以下 | ||
設置 | 設置方式 | 屋外基礎据付 | |
給排気方式 | 強制排気方式 | ||
本体寸法 | W834mm×D417mm×H1766mm (デザインパネルを含む) |
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運転質量 | 205kg(デザインパネルを含む) | ||
設置離隔距離 (メンテスペース) |
前面 600mm | ||
背面 600mm | |||
上面 1000mm | |||
左右側面 600mm | |||
基本性能 | 発電出力 | 5000W(停電時出力2500VA) | |
出力電圧 | 1Φ3W AC200V (自立時1Φ2W AC100V) |
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発電時間 | 最長120時間 | ||
消費電力 | 通常最大時 | 155W以下 | |
凍結予防ヒータ | 578W | ||
無負荷時(待機時) | 30W以下 | ||
ガス 消費量 |
定格発電時 | 49.6NL/min | |
最大時 | 51.6NL/min | ||
熱出力 | 排熱回収温度 | 約60℃ | |
定格発電時熱出力 | 3480W | ||
効率 | 発電効率 | 56%(LHV)/47.3%(HHV) | |
排熱回収効率 | 39%(LHV)/32.9%(HHV) | ||
起動 | 起動時間 | 約1分(定格出力開始までは約7分) | |
停止 | 通常停止時間 | 約30秒 | |
ドレン排水 | 排出量 | 約1.2L/h | |
騒音値 | 発電時(A.P.) | 60dB(A)以下 | |
系統連系 | 認証 | 認証取得 | |
電圧上昇抑制 | あり | ||
逆潮流 | あり | ||
単独運転検知 | 対応 | ||
メンテナンス | 通電18000時間ごと(メンテA) 累積35000時間発電(メンテB) 累積54000時間発電(メンテC) |
商品に関するご注意
- 燃料電池ユニットの運転に際しては、電力会社との系統連系手続きが必要です。電力会社との手続きが完了していない場合は、発電することはできません。
- 燃料電池ユニットの発電量(5kW)以上の電力負荷を必ず接続してください。燃料電池ユニットを複数台設置する場合は、台数分の発電量以上となる電力負荷を必ず接続してください。
- 最長で120時間連続発電します。120時間を経過すると、一旦発電を停止後、再度自動的に発電を開始します。
- 燃料電池ユニットは、定期的に点検が必要です。既定の期間内に点検を受けないと運転を停止します。
- 長時間使わない場合、凍結防止のため、燃料電池ユニットの電源は入れたままにしてください。
- 停電時発電の出力には、途中で電源が切れると、生命・財産に損害を与えるおそれがある機器は接続しないでください。
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2021/1/6公開(2:46)